[前編]あんスタ『サマーバカンス』のストーリー感想 ※ネタバレ

fineとUNDEADが……南国にバカンスに行ったぞ~~!!
fineが全員登場するイベントは2017年12月前半実施の『ノエル』以来、約8か月ぶり。


※ネタバレあり(過去スト含む)
※英智贔屓

(ストーリー後編の感想はこちら)

2018年夏のfineは、ヘソ出し衣装を、着る……!! ベリーダンサー風?
今回はまだストーリーが前半しかないので、衣装を着たスチルはない。テキストとか絵が間に合ってないんだろうか。
個人的には供給過多なのでこれぐらいゆっくり実装してくれたほうが助かる。
あんさんぶるスターズのスピードに追いつけない。

『プロローグ』

南国の砂浜で、無人島に遭難した人ごっこをしている英智と零。

・零「急に日差しが強まったと思ったら、天祥院くんのせいじゃったか」
英智くんの輝きが可視化されてる……!?
天使衣装もペンダントやヴェール、光輪の模様が太陽モチーフみたいだったよね。

天使衣装、大好き

あんスタの世界では、よく太陽のたとえや太陽・光に関連した名前が出てくる。
「日」々樹、「ひ」なた、「日」和、「晃」牙、「光」……。
日日日先生の名前にも「日」が3つもある。(偶然だよ)
太陽・光についての台詞まとめ―あんスタ台詞bot

太陽を神聖なものとみなして崇め、偉大で輝かしい人を太陽にたとえる、……これって、太陽信仰の一種なのかな? 
とか思ってたんだけど、そもそも太陽も夜空の星も、(地球からの距離が違うだけで)自ら光っている恒星だ。つまり太陽の話をしてるときも、星=スターの話をしている。あんさんぶる「スター」ズは星のように輝くアイドルの話なので、当然と言えば当然。


・零「それに誰にどのように呼ばれようが、恒星の放つ光と熱に何の変化があろう?」
ここはシェイクスピア『ロミオとジュリエット』の台詞のパロディだろう。渉も劇で演じてたね。
What's in a name? that which we call a rose.By any other name would smell as sweet.(薔薇 - Wikiquote


・英智「無力で惨めで、強者の助けを待つしかない弱者の気持ちがわかったかな?」
ふだん『皇帝』モードになってて強がってるのでたまに忘れがちだけど、英智は人より体が虚弱。薬や医療、他者の手助けなしでは生きることもできない「無力で惨めな弱者」側なのだ…………



実力があり、強い零には、そうでない弱者の気持ちがわかってなかったのかな。
だから一年前、『クロスロード』で助けを求めてきた敬人を突き放した……?
返礼祭では、零は自分のそんな過去の行いを「罪」だと言っていた。

・英智「せいぜい楽しんで、己の糧にしようか」 
零「前向きじゃのう。うむうむ、若者はそのぐらいのほうが良い……♪」
どんな経験も吸収して、自分を高めようとする英智。貪欲で向上心があってイイ。零もそんな英智を「前向き」だと言っている。だがこの後で……

・弓弦「失礼ながら。お二方の場合、『蠅の王』のほうが雰囲気にお似合いかと」
『蠅の王』(Wikipedia)は無人島でサバイバルする子供たちの集団内の対立、抗争を描いた悲劇的な小説らしい。「無人島版のバトル・ロワイヤル」とも表現されている。
まだ夏でオータムライブの合宿前だけど、一年前のドロドロしてた抗争時代のこと、弓弦は薄々知ってるんだろうな。

・英智「はいはい。わかってま~す、以後気をつけるよ」
弓弦がこうやって悪いところを注意してくれるの、ありがたい。悪いところって、ほんと誰かに言われないと気づけないよね……。英智は幼少期から周りの人にヨイショされてるから尚更。

ところで、たしなめられて「はいはい わかってま~す」って答えるの、オフの英智の『素』なんだろうか。『皇帝』を演じていないときの英智は、元からこういう子?
それともこういう気安さはスバルから習得した?


・英智「やっぱり僕って根暗なのかな……朔間くん?」
零「そうして我輩の過去の発言をいつまでも穿り返すのは、根暗以外の何でもなかろう」
エレメントで零に「根暗野郎」って言われたこと、サマーライブでもまだ気にしてたよね。根に持っている……! さっき零が「前向きじゃのう」って言ってくれてたのに!

まぁ私もこうやって過去の発言をほじくりかえしているあたり、根暗だね!ミ☆


・零「何か邪悪な企てもあるんじゃろ」
英智「……疑わしきは罰せず、実際に僕が悪さをしてからでないと君は対応できない。公平で、お優しいからね」
悪巧みしてると思われてる英智、イイ。悪巧みしてないと物足りない。
英智が零の弱点を容赦なく攻撃すること、それを零が知ってることは『エレメント』のエピソードが元かな。あのときの俺様ちゃんと英智の会話は全UNDEADP・fineP必修ですよ。いやエレメント自体が必読。

『ダンスフロア』での英智と渉の会話によると、英智が零を罠にかけ、海外校へ行くよう仕向けたのは、朔間零を夢ノ咲学院から遠ざける……以外の狙いもあったようだ。



・零「まぁおぬしがどれだけ策を巡らせようとも……」
英智が策略を巡らせても構わない、それでも勝つのは自分たちだと豪語する零。自信満々。

『維新ライブ』のときの紅郎もそういう考え方だったよね。
「好きなだけ攻めてこい、今更その程度じゃ小揺るぎもしねえよ」「汚い大人どうし、拳を握りしめて嘘を吐きながらやりあおうぜ」ってこと言ってた。

彼らの勝負の場は、誰かにお膳立てされたステージの上だけじゃない、この世界では舞台の外でも競争が繰り広げられている。それを理解し、ずるい手段を使ってでも"勝ち"に(目的を達成しに)いく……あんスタの上級生たちのそういうとこ、好き。
ライアーゲーム、デスノート、コードギアスとかと似てるなぁと思う。最近では『コナン ゼロの執行人』の安室透がそんな感じ。


『野蛮と高貴』

第一~二話、レッスンを終えたfineの四人が夏休みの予定について話している。

・英智「今日も完璧だね、僕の『fine』は」
渉「これぞ正しい進化でしょう」「流動的に、生物的に、成長を続けることこそ肝要です!」
fineのメンバーにまだ成長の余地がある、状況に応じて変化できることを「完璧」と評価する英智。
渉のこういう考え方、すごく同意する。

・ラジオ体操をしたことがない英智と桃李
庶民にとっての当たり前を未経験の御曹司たち、かわいい。
そんな彼らが子供時代にできなかったことを少しずつ経験するのが『ダンスフロア』。

・渉「何の不満もありません、英智は英智だから英智というだけで百点満点ですよ」
英智「君に肯定してもらえると、僕も安心して呼吸ができるよ」
英智は英智であるだけでもう満点。わかるよ…………渉くん、趣味が合うね!

ノエル』プロローグ、一年前の英智は夢の中で息ができずに苦しんでいた。そして渉(の姿をした天使?)にすがってこう言った。
「僕はいつか、このような夢を現実にできるかな? せめて、すこしでも呼吸が楽になるような―― そんな未来があるかもって、お願いだから言ってよ」

夏、こうして自分を肯定してもらって、英智が安心できてて良かった……! でもやっぱりそれは、こういって言ってくれるのが渉だから、なんだろうな。

「そのような質問をする、たゆまぬ努力をつづける求道者である点も含めて」

・英智「下敷きで扇いであげよう、ぱたぱた♪」
口で言っちゃうところがかわいい。下敷き、持ってるんだね! 公式のグッズも出てたなぁ。
下敷き/fine(アニメイトオンラインショップ

・桃李「けっこう涼しい。おまけに何か、薔薇の良いにおいがする……♪」
渉の新技「人間扇風機」。渉から漂うのは薔薇の香り……!(メモ)
そういや桃李は以前、英智はいつも紅茶のにおいがするって言ってたね。でもどうも英智のキャライメージのフレグランスは薔薇っぽいらしい。ガーデンテラスや家の庭に咲いてる花のイメージ?

・スポーツドリンクをグラスに注ぐ弓弦
英智は貴族ぶってる、気取ってる感じをステージで出さないように心配している。『ノエル』への伏線っぽい。

・英智「いざとなったら僕が遊園地を貸切にしよう」
渉「冗談なんでしょうけど」「ひとの夢や楽しみを奪うのは、あまり感心しません」
ここの英智が本気かどうかは分からないけど、渉はおどけたりせずに真面目に返している。
弓弦も渉も、駄目なことは駄目ってちゃんと言ってくれてうれしい。ずっと桃李や英智の傍にいてほしい。

メインストでは英智は、零や千秋に「他者の夢や希望を貪り喰らう」怪物のように言われてたけど、こうして変わっていってるのかな。




・英智「高校に入る前は毎年のように海外で避暑に行っていたね」
英智くん、飛行機に乗れたんだ……!? お医者さんも同行してるかな。病弱すぎてドクターストップがかかると思ってた。ほら、妊婦さんとか手術直後の人って搭乗制限されてたりするし。

・両親が不在がちで寂しい桃李
まだまだ甘えん坊の桃李が親と離れて寂しいのも仕方ない。でもその寂しさは、fineのメンバーと過ごすことでまぎれているようだ。良かった。皆ずっと一緒にいてくれ……You are fine thank you……!(?)

・渉「私は幼い頃から海外でもショウを演じたりしていましたからね」
幼い頃から……!?!? えっ初耳!
「卒業後、渉が海外に出て行ったりしたらどうしよう……寂しいな……」とか思ってたけど杞憂だった。すでに飛び回ってた。
というか後に「仲間うちでの旅行は久しぶり」って言ってるけど、日々樹渉に一緒に旅行行くような仲間、いたの!? 誰!?

・英智「君はそんな僕の無茶ぶり……もとい、提示した条件を満たしつつ」
無茶ぶりしてる自覚のある英智。


第三話、弓弦が転校生に今回の合宿計画について相談している。

・弓弦「旅行に同行するのは男性ばかりで、女性一人では不安かと存じますが……」
言われてみればメンバーは全員男性だ。でもみんな紳士的で優しいから、全然不安じゃない。たぶん男子同士のほうが親密に接触すると思うよ。(予言)

実はたくましい身体の弓弦

・弓弦「命じられたことに疑問を抱かず、忠実に淡々と実行するのが使用人の流儀でございます」
思考停止してる訳じゃなくて、使用人としての職務を誇りを持ってあえて「命令された通りに」実行するのが弓弦のやり方らしい。かっこいい。


第四~五話、地下ステージでライブを終えたUNDEADの元に、弓弦と転校生が来る。

・晃牙「ナヨナヨしやがってよう、身体は意外と鍛えてるみたいなのにさ……」
動物的な勘なのか、お上品な物腰の弓弦の身体がたくましいという違和感に気づく晃牙。そうそう、弓弦は武闘派なんだぞ!
告知イラストの感じだと、弓弦とアドニスが対決するんだろうか?

・弓弦「たいへんご無沙汰しております、薫さま」
以前に社交場で挨拶を交わしたことがあるという弓弦と薫。
社交場って、いったい何? 英智くんち主催のクリスマスパーティとか、ああいうやつ?

・晃牙「誰がどんな陰謀を巡らせようが、堂々と正面から踏み潰して高笑いすんのが『UNDEAD』だろ」
プロローグの零と同じような、自信たっぷりの態度。




アドニスの祖国や家族、夢のことは、『千夜一夜』で語られていた。これはUNDEADP必読スト。

『過激と優雅』

第一~二話、集合場所になった港町にfineとUNDEADのメンバーが続々と到着。

・零「あれは殺しても死なんと思うがのう……?」 
渉「そうっ、私は誰かに求められる限り永遠に死ぬことも赦されない哀しき道化……☆」
私が把握してるだけでもここの他に北斗が3回、敬人が1回「あいつは殺しても死なない」と言っている。他にもあったら教えてください。

日々樹渉は死なないのか? の謎については、以前ストーリー『裏返るジョーカー』が実装されたときに感想を書きました。暗い内容でも大丈夫な方向け。↓
(※『裏返るジョーカー』ネタバレ※)『日々樹渉』の存在についての妄言 

・天祥院家所有の空港や島
朱桜家の船で驚いていたけど天祥院はケタが違った。これは戦闘機も気球も買える……。



・アドニス「機嫌を損ねて異国の島に置き去りにでもされたら大変だから、お利口さんにしておいた方がいい」 
英智「そんな酷い真似はしたくないけどね」
ここで「そんな真似はしない」とは言わない英智。気が進まないけど、ゲストの態度によっては「酷い真似」をするかもしれないよ……と暗に示しているのだろうか。怖い。(好き)

・渉「十五メートルまでなら水面も歩けますよ私……☆」「文字通り、飛び上がるほど嬉しい! ぱたぱた……♪」
渉の謎の技がまた増えた。身体を浮かすのは糸で吊ってあるようだが、水面を歩くというのも事前に何かトリックを仕込んであるのだろうか?
たぶん彼がやっていることは全て、ファンタジーの世界じゃなく現実世界でも実現可能なことなんだと思う。島に到着したときにみんなの荷物を一人で運べるのも、「引っ越し業者にコツを教わった」からだ。

渉は魔法のような手品やイリュージョンを見せてくれるけど、「魔法は使えない」と何度か言っている。「日々樹渉」は生まれつきこうだったわけではなく、努力を重ねて今の自分になった、とも。



第三~四話、一行は天祥院が所有する常夏の島へ到着。日本とは時差がある国らしい。

島が丸ごと私有地

・トランプの『大富豪』をして眠い桃李、晃牙、英智、転校生
喋りながらあくびしちゃう英智かわいい。

・薫「だって海だよ海、都会と違ってぜんぜん汚染されてない純粋な大海原! 最高~☆」
きれいな海にはしゃぐ薫。楽しそう。自分のサーフボードも持ってきている。私も海好き~! キャッキャッ

・運ぶ人と運ばれる人
ホテルまではアドニスが晃牙とレオンを抱え、薫が桃李を抱っこしていくことに。弓弦は転校生をおんぶで運んでいる。渉はみんなの荷物を運んでいる。

「早い者勝ちでございますよ」

寝不足になってる子のうち、英智は誰にも運ばれてなさそうだけど一人で歩けるのかな……。おんぶしてもらわなくて大丈夫?? 最上級生だしこの旅行のホスト側だし、そんな情けない姿は見せたがらないだろうけど。
いや、『サーカス』のステージ上ではお姫様抱っこされてたし、今更何とも思わない?


・御曹司たちの昔話
昔から少女のように愛らしい桃李、弱々しい英智と違って、薫は今と全然違う感じだったらしい。大人しい感じだったのかな? 幼少期羽風薫…………弓弦や茨みたいにいつか実装される??
(あんスタの強みである、頭身の高すぎないシンプルでかわいい絵柄に加え、キャラの幼少期も増えてったら、他の女性向けアプリと差別化できてとても良いと思います!!!(力説)私はめちゃくちゃ待ってます。)

その傍らで干からびそうになっている零。

「お~い、そこの育ちが良い連中」

・零「我輩の玉のお肌をベタベタと撫で回したいんじゃなっ、そういうことに興味をもつ年頃なのね……!」
晃牙「どういうキャラだよ、それは……」
晃牙がわめいたりせず、真剣に零の身体を心配してるのがかっこいい。

零のキャラがおかしなことになってるの、晃牙くんが「マジで吸血鬼ヤロ~がヤバそう」って言ってるし、熱中症の症状のひとつの「言動がおかしい」ってやつだと思うんだけど、この"キャラ"は葵兄弟が由来かな? ふざけてこういう口調になるときあるよね。
(今年の暑さのせいで、私の熱中症の知識が大幅にアップデートされた)
熱中症の種類 ー 大塚製薬



「サポートカード」が実装された件 ほか

今回のイベントから借りられるようになった「サポートカード」、見ましたか?
カードのレベルが100。☆5の生徒たちが完凸しても決して届かない高み。さすが先生。
(デッキがそこそこ育ってるので、うちのカードのパラメータは8,000と低いんだけど、最大で50,000になるようだ)

というかユーザごとに「アルバムにしまってるカードも含めた全カード」の戦力って、計算されて運営に把握されてるんだね。ユニットメンバーを「おすすめ編成」で組むときに必要だからかな。

佐賀美陣 Lv.100


いや~~いま記録的な暑さの夏の真っ只中ですが、皆さまいかがお過ごしですか。
私は冷房で生かされています。サーキュレーターも買いました。扇風機より省スペースでイイ。
強烈な日差しや、風呂場のような蒸し暑い大気にHPを削られ、朔間兄弟があそこまで日光を嫌う気持ちを日々痛感してます。ヒトの身体は、こんな暑さに耐えられるようにはできていない……! 根性や忍耐ではどうにもならないもんがある!
皆さんも無理せずこの夏を越してくださいね。



後半へつづく!


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