あんスタ『チェックメイト』のストーリー感想 ※ネタバレ

全然心の準備できてなかったけど、突然英智のいる追憶イベントが来ました。
Knightsが今の形になるまでの紆余曲折と、レオが壊れていく過程が語られています。
※ネタバレだらけです。エレメントの話もめっちゃします
※英智推しなので内容に偏りあります


「プロローグ」


ガーデンテラスでチェスをする英智と瀬名。ふたりで何かを交渉している。
日日日先生のツイッターによると、今回はこのふたりの視点で進んでいるそうだ。ノベライズ書き下ろし『Lionheart』も瀬名視点だったし、レオの心の内はよく分からないままだ。


・英智「呼吸をするだけでしんどい」「無駄にエネルギーを使いたくない」
(比較的)健康な私がそんな状態になるのは、ひどい風邪を引いたときぐらい。その状態が英智にとって日常茶飯事なのかな。
そんな状態でもいっぱいしゃべってくれてて、うれしいような心配なような……。

・英智「チェスは得意なんだ」
チェス得意そうだよね! 二次元の頭脳明晰キャラはチェスが得意であるという風潮がある。(私の身近にはチェスできる人ひとりもいません)でも嫌な思い出があってしばらくチェスをしていなかったらしい。
このあと、「才能」以外の要素も活用して勝つ、と言う。それでこそ英智。手の内を明かすのは瀬名に打ち解けてるからかな。

「そういう外部的な要素すら活用して勝利する人間」


・英智「神さまに配られた最初の手札で勝負するしかない」
チェスや音楽などはほぼ生まれ持った才能がすべてだと言う英智。
彼がときどき神さまの話をするのは、宗教としてよりは、なにか人智を超えた大いなるものの存在を信じているからなのかな。

・英智「わざわざ不様に返り血にまみれたくない」
こういうこと言うあたり、きっと英智は好戦的な人ではない。『エレメント』でも、渉との決戦を「不戦敗で片がつけば気楽だけど」と言ってて気が乗らない様子だった。
皇帝になるまでの覇道は英智が選んだんだけど。

・英智「僕は『皇帝』だ。玉座に腰掛けた瞬間に、人間性を喪失している」
英智はきっと人一倍人間的な感情が強いのに、『皇帝』であろうと無理して感情を押し込めている。



・英智「いったい誰が、駒鳥を殺したんだろう?」
レオが壊れた理由を瀬名に問う英智。今回レオのカード名が[梢の駒鳥]だから、駒鳥とはレオのことだろう。
『誰が駒鳥殺したの』はマザー・グースのひとつだ。(Wikipedia
誰が殺した 駒鳥の雄を
それは私よ スズメがそう言った
私の弓で 私の矢羽で 私が殺した 駒鳥の雄を
この詩の意味はよく分からないけど、謎めいていて魅力的だね。ポーの一族にも出てきたなぁ。
この詩の起源にロビン・フッドを挙げる説もあるらしい。弓を使うレオを、ロビン・フッドや駒鳥にたとえているんだろうな。



「人殺しの歌」



第一話では英智が病院の大部屋で鼻歌を歌っている。クラス委員長のつむぎが英智のところにお見舞いにくる。個室から移されたって言ってるけど、大財閥の御曹司が大部屋に入れられることなんて、あるんだ!?(個室に引きこもってたらなかなかレオに出逢えないので、お話の都合上かもしれない)
そしてついに英智の入院着が実装されましたね…。ついに…。

・英智「僕は仰々しい名前だから」 つむぎ「天祥院! 英智! ですもんね~、戦国武将みたいです」
そんな風におもってたのか。私はお坊さんみたいだなと思ってた。「院」とかが。英智たちが戦国時代に生まれていなくてよかったよ。天下をとりにいこうとする英智の気概がイイ。ところであんスタお江戸パロ見たいです。

・英智「人間の相互理解は錯覚だからね」
寂しいことを言うなぁ…。つむぎに同意する。あとで斑くんが似たようなことを言ってる。斑くんは「言葉の定義のすりあわせは必要」だと言ってるから、英智ほど否定的じゃない感じ。

・英智「やりたいことが、いっぱいあるんだ」
英智が1年生のときより元気になってきてると聞けて嬉しい。
ここだけ見るとほのぼのしたシーンだ。でも英智がこのあと行う改革のことを思うと、この笑顔も素直に受け止められない。「健全な青春」かぁ……。

わくわくしてる英智

・英智「君はあまり親と仲良くないタイプかな?」
苗字で呼ばれるの、好きじゃないんだね。英智、親御さんとあまりうまくいってないのかな…。良好な仲であってほしいけどどうかなぁ。
つむぎは親と仲良しで、親を愛していると言ってる。産んでくれたことに感謝できるって幸せだよね。生まれたことを謝ってる子が目の前にいるよ…(Daydreamの英智の台詞を思い出している)
でも、親御さんが一般の人から見てマトモじゃなくても、外野が何を思ってても、本人が幸せならそれでいい、のか…?

・授業中の雑談までメモしたノート
こんな便利な人材、英智に利用されるのも仕方がない気がしてきた。「俺にできることなら何でもします」とまで言ってて、ちょっと献身的すぎる…。

・英智「お見舞客にはうんざりしていてね」
誰も訪ねてきてくれないのも寂しいけど、入院が必要な体調のときに、誰かと会わなきゃいけないのもしんどいよね。億劫になるの分かる。

・英智「ありがとう、『幸せの青い鳥』くん♪」「僕の友達になってほしい」
つむぎを青い鳥と呼ぶ英智。クックロビンの詩にはたくさんの鳥が登場するから、つむぎのことも鳥にたとえたのかな。てかつむぎのキャッチコピーの「ブルーバード」は英智命名だったのか! しかもまた駄洒落!(好き)

これから後、英智とつむぎは同じユニットfineで過ごす。英智が『幸せの青い鳥』=友達が、すぐそばにいることに気付かない未来をすでに我々は知っている……。でもそういう道を通らなければ、現在のこの夢ノ咲は無かった。


第二~三話は病院前で瀬名がレオを罵倒しているシーン。

・泉「人気商売! 信用第一! ひとを殴ったらアイドル人生はお終い!」
瀬名は、レオが乱闘騒ぎを起こしたと勘違いして怒っている。
「馬鹿じゃないの」は一般的なフレーズだけど、もしかして水銀燈が元ネタだったりするんだろうか?(バカじゃないのぉ?-ニコニコ大百科



・レオ「何でもおれより百倍は上手にできるし! セナに任せとけば安心だっ!」
甘えているようにも見えるけど、レオは瀬名を信頼し、能力を評価している。芸能人と敏腕マネージャーみたいな関係かな? 今の自分がアイドルを辞めずにいるのは瀬名のおかげだと言うレオ。

・泉「俺と同じクラスの青葉」
瀬名、つむぎ、英智は同じクラスなんだね。瀬名はまだ去年の春の時点では英智のことを「例の御曹司さま」と呼んでいる。英智がほとんど登校してなくて、みんな面識がないのかな。(敬人以外)

・泉「ほんと子持ちになった気分」
病院が嫌いだと駄々をこねる子供っぽいレオに、うんざりしている瀬名。

・レオ「愛してるよセナ~☆」
冗談めかして、簡単に紡がれるレオの「愛してる」の言葉。でもこのあと、決してレオの気持ちが薄っぺらいうわべだけのものではないことが描かれていく。



・英智「(あの、ちっちゃい子は……? 見覚えがある)」
この時点では英智はレオのことをあまり知らないんだね。敬人よりもレオのほうが弓道の腕が上なのか。レオがあまり学校にいないから敬人が部長をやってるのかな。
英智が敬人のことを「家族よりも親密な幼なじみ」と言ってるから、英智のご両親は子供と仲良くしないタイプの人なんだろうな。

・英智「(……うひゃ!?)」
びっくりしたときの声がかわいい。ボイスは「ぅわっ ぁぁ…」て感じの声。(言葉で表現できない)

・レオ「ちょうだい! おれ、お腹ペコペコのペコちゃんだから!」
「お腹ぺこぺこのぺこちゃん」というフレーズに元ネタがあるのかと思いググったら、どうやら京極夏彦氏の著作『百器徒然袋――雨』で出てくるらしい。ペコちゃんは不二家のペコちゃんのことかな。

・英智「医者と栄養士が認可したものしか口に入れちゃいけなくてね」
食事の管理をされててお見舞いの品も食べられないのか……。内科の病気だとそうなるのかな。英智のお見舞いに来るときに、前もって食べ物がOKかどうか聞いておかないのか!?…と思った。まぁつむぎなら高校生だしそこまで気が回らないか。
そういやお見舞いの品は「患者本人だけじゃなくて、世話をしに来る家族の分でもある」って聞いたことあるな。でも英智のところには、家族来てなさそうだな…。

・英智「食べ物で遊んじゃ駄目だよ」
英智が極悪非道な人、とだけ思ってる人は、こういうとこどういう気持ちで読んでるんだろう。英智には農家の人まで気遣う優しい心あります…! 英智に言われてすぐ態度を改めるレオくんも素直でかわいい。

・英智「(何だろうね、こいつ? 変な子!)」
公式設定で物腰が柔らかい英智なのに、心の中で「こいつ」呼ばわりしちゃうところが意外と(?)乱暴でイイ。




第四~五話は、校門前で瀬名と嵐が話すシーン。

・泉「(恩知らずどもは、『便利な馬鹿』を利用して甘い汁を吸ってるだけ)」
レオや瀬名が所属しているのは去年までは『オセロ』、今は『バックギャモン』という名前のユニット。元々は『チェス』という名で、夢ノ咲で二番目に古いユニットらしい。
レオはみんなに利用されていることに気付かず、笑って面倒を見ている。そんな連中に瀬名は心底腹を立てている。

・嵐「うひゃ!?」
英智と同じ声上げてる! このあと、ダンスルームでの瀬名も同じ叫び声を上げる。

・泉「知らないうちにキモい方向にキャラ変してるしさぁ」
モデル時代の嵐はオネエキャラじゃなかったのか。

・嵐「そこには聞くも涙、語るも涙のラブストーリーがあるの!」
嵐と椚先生の運命の出会い、アプリ内で描かれる日がくるのかな? 先生に出会って恋してからオネエになったの?
「将来を誓った相手」は椚先生のことなんだろうか? 誓い合った、とは言ってないから一方的に嵐が心で誓ったってことを指してる?

・嵐「独りぼっちは、寂しいもんね」
これは『まどか☆マギカ』の杏子の台詞が元ネタかな。(独りぼっちは、寂しいもんな-ピクシブ百科事典

・泉「わかってる、あんたが自分以外のためには指一本も動かさないやつなのはさ」
このときは嵐は自分のためにしか動かない子だ。「マジでやる気ない」とも言っている。倒れて寝ている凛月に心配そうに話しかける瀬名とは対称的。

・凛月「俺はたしかに一年生だけど、留年してるからあんたと同い年」
凛月は一年生を2回やってたのか!

・自分の名前が嫌いな嵐と凛月
名前が嫌いな子、何人いるんだ? 若いってことかな。
このとき既に零は学院内で有名人になっているようだ。


第六~七話、ダンスルームでレッスンしようとする二人と凛月。

・凛月「世話になったね、この恩は必ず返す」
まだ他人なので凛月がそれほど甘えてない感じ。意外と義理堅いんだね。瀬名が親切なことにもすぐ気づいている。

・泉「舞台で歌って踊るために、お客さんの笑顔を間近から見るためにアイドルになったんでしょ。俺はそうだよ」
瀬名のアイドルになった理由が聞けた。ファンは推してる子からこんな言葉が聞けたらめちゃくちゃ嬉しいだろうな。

・凛月「ま~くんなら世界のどこにいても俺を見つけられる」
真緒のこと信頼してるから甘えてしまうんだろうな~。瀬名に叱られて、真緒は反発することもなくすぐ従う。この服従の姿勢は斑とも似てるね。

指さすモーション初めて見たかも

・瀬名「寂しいなら同じ病室の誰かに話しかけてみなよ」「天祥院ってのがいるから声をかけて友達になれば?」
レオと英智を親しくさせたきっかけは瀬名だったのか? でも瀬名が言わなくてもいずれ英智から接触してきそうだ。

・斑「人間はひとりひとり、異なる思想と言語をもつ」
すごく分かる。同じ家に住んでる家族でも、ひとりひとり違う思想を持ってる。
同じ日本に暮らしてても、オタクの使ってる語彙とか、非オタクにはよく分からないと聞いた。そりゃそうだよな。アニメ見なくて、オタクと接する機会のない人にいきなり「Nice boat.」って言っても何のことか分からないだろう。


第八話、病院の個室で談笑するレオと英智。

・英智「この個室は防音構造だから」
何のために……? プライバシー保護? セレブの入る最新鋭の設備ってそこまで整えられてるの?
ピアノの持ち主はモブじゃなくて誰か名前のあるキャラなんだろうか。

・英智「『酔いどれ天使』か。黒澤明は僕も好きだよ」
黒澤映画未履修です……。観なければ。あんスタしてて見る暇がない。

この章のタイトル「人殺しの歌」は、黒澤明監督の映画『醉(よ)いどれ天使』に使われている曲のことみたいだ。悪役のやくざが登場するときギターで弾いてる曲らしい。(Wikipedia
映画を見たことがないので詳しく分からないけど、上記のWikipediaの記述によると、本当はそのシーンで「マック・ザ・ナイフ」という歌を引用したかったらしい。ならばそっちを調べよう。
「マック・ザ・ナイフ」は、『三文オペラ』の主人公でありギャングの、マックの自己紹介をした曲。(歌詞はこちら-GooglePlayMusic
この歌はマックがナイフで「人殺し」をする男だと匂わせていて、かなり物騒。だけど、軽快で耳に残る曲調のせいか、人気でいろんなアーティストにカバーされているそうだ。

・レオ「テンシって呼んでいい?」
「てんしょういん」という名前の中に天使が入ってること、プレイヤーに気付かれてました。天使と呼ばれることに英智が羞恥心を覚えてて意外。初々しい。いつから堂々とユニットが天使モチーフだと言うようになったんだろ?

・レオ「聖書においては悪魔よりも神や天使のほうがいっぱい虐殺した」
これ、数年前にツイッターでグラフが話題になってた記憶があるんだけど、元の記事が削除されてるみたいでいいリンク先見つけられなかった…。

・英智「こんな狭苦しい『清潔な監獄』のなかに、もう一秒だっていたくない」
苦しそうにしてる英智。
病院を監獄と呼び、医者に元気だと嘘をついてでも病院の外に出たいと思っている。

「お医者さんを呼んでくる!」

・レオ「病人だ、弱いやつだって馬鹿にしないよ」
英智は男の子で、自分の貧弱さが嫌で強くなりたいと願っている。
メインストーリーのDDDではTrickstarたち反体制派に倒された。あの、卑怯とも言える手段を用いたあの子たちの全力の革命は、英智にはほんとうに嬉しかったんじゃないかな。(私にはfineや英智をいじめてるように思えたんだけど)「弱い者が、勝つためにどんな手段でも取る」ことは英智自身が肯定している。

たぶん英智は病人だからと見くびられたり、御曹司だからとご機嫌取りで手加減されてばかりいたんだろう。敬人と全力の喧嘩をしたくてみんなを巻きこむぐらいだし。(喧嘩祭

・レオ「気持ちは同じだから、手を携えられるはずだ」
レオは英智と仲間になれると信じている。それは…どうかなぁ…。
元気になって『人殺しの歌』を連弾しようと言うレオに、嬉しそうに笑って答える英智。
これは、この後英智の思惑通りに、レオが敵対する者を手にかけていく展開になることを暗示しているんだろう。




「モノローグ」



場面は再び、DDD開催目前の夢ノ咲学院へ戻る。ガーデンテラスでチェスの続きをしている英智と瀬名。

・英智「解決策が見当たらないときは、視点を変えるのもひとつの手だね」
普段は台詞のみで、ノベライズでも特定のキャラの視点からしか語られていないあんスタの世界。隠されている伏線がまだまだある気がする。最近もツイッターで「みんな信頼できない語り手なのでは…?」って話題になってたね。私は、(一部あえてミスリードしてるところもあるけど)基本的にみんなの言葉を信じたいよ。

・英智「神さまにたいした才能を与えられなかったのに」
「生まれつきの才能を持つ天才」ではない英智と瀬名。英智は病弱な身体のせいで行動が制限されているし、将来生きていられる保証もない。瀬名はバレエの世界に進んではいないし、モデルにしては低い身長だし、体型維持のためにストイックに食事制限をしている。
「憎たらしい天才ども」と罵ってるのは、憧れの気持ちの裏返しだろう。




・泉「あいつはもう戦えない」
壊れてしまったレオにため息をつく二人。
『チェス』は全校生徒の過半数なんて想像以上に大規模な団体だったんだね…!

・泉「誰のせいだと思ってるわけ?」 英智「僕のせいだとでも言うのかい?」
ここでは瀬名は英智のせいだと言わんばかりだし、英智は自分のせいだと思っていない。

・英智「僕は天使だよ」
3年生になったこのときの英智は、ふつうに自分を天使だと言えるようになっている。
「道に迷って途方に暮れている」、と珍しく素直な弱音を吐いている。やっぱクラスメイトの瀬名の前だからちょっとは気を許してるんだろうか。

「僕は天使だよ、月永くんはそう呼んでくれたっけ……」

英智めっちゃ喋るね。
この章のタイトルが『モノローグ』(独白)なのは、英智がほとんどひとりで「戯れ言」を口にしているからかな。戯れ言って言ってても、ぜんぶ本心だと思うけど。



「錆びゆく心」


タイトル、さびていくのはレオの心だろう。

・英智「始めよう敬人、僕と君で紡ぐ物語を」
病院の個室で、動き出す決意をする英智。敬人の名前を出したのは、オフィシャルワークスで日日日先生が言ってたように、敬人も英智と一緒に泥をかぶってもらうためだろうか。
ここ、台詞にカッコがついてないから独り言言ってるんだね。「紡(つむ)ぐ」という言葉を聞いたつむぎが「呼びましたか~」とやって来る。いつのまにかこれから同じユニットfineで活動することが決まっている。

英智が使う「友達」という言葉、親愛の情からではなく、契約のつもりで言ってるから不気味。



・ほかのメンバー候補
凪砂くんと日和くん、ちょいちょい名前出てくるしここまでキャラ設定つけられてたら実装されるの秒読みじゃないですか……。新キャラ登場怖い。
『エレメント』のときには英智が「fineの大看板」と呼んでたね。

・『五奇人』の確定
1年生の奇人として夏目くんが選ばれたようだ。他の子はまだ完成度が低いらしい。
一応建前では「全校で応援して盛り上げるアイドル」ということにしているが、つむぎには本当の計画をバラしていくと言う。
英智はあんスタのラスボスだけど、こうやって周囲の人に計画の内容や心の内をちょっとずつ伝えているところが完全な「黒幕」ではないな、と思う。(好き)

・英智「これが悪なのか正義なのかは、後世の歴史家が判断するよ」
英智は、これから自分が紡ごうとする物語が「正義」だとは思っていない。何を「正義」とするかは、時代や社会、文化、個人の思想によって変わる。
つむぎは優しいので英智の体調を心配しているが、英智は自分の身体さえも「つまらないもの」とみなしている。

・英智「見解の相違だね。だからこそ有益だ」
つむぎのそういうところは、君主に向かって遠慮せず自分の意見を言える、中世ヨーロッパの宮廷道化師のようだと思った。(道化師-Wikipedia
『エレメント』でも渉がつむぎのことを「最高の道化師ですよ、嫉妬してしまいます」と言っていたね。あれはつむぎが英智を友達と信じてついてきたことが「滑稽で笑える」からだろう。


第二話、英智の病室にレオがお見舞いに来る。

・レオ「何かちょうだい!」
つむぎの配ってるお守りすらも喜んで受け取ってるレオ。無邪気で周囲にみんなに愛を振りまいててかわいい。英智に「ちょっと他人を善意的に解釈しすぎる」と分析されている。

・英智「見ていられなかったから、ちょっと余計なお世話はしたよ」
『バックギャモン』の前リーダーが退学させられたり、レオが新リーダーになったのは英智が裏で手を回したようだ。レオの才能が活かされず、凡人に食いつぶされていることを英智は憂いていた。

・レオ「おれは忙しいんだ! 毎日が戦争だ!」
英智の思惑通り、巨大なグループ『チェス』のメンバーは小さなユニットに分裂していってる。レオは疲れて英智の歌声に癒されに来ていた。




・レオ「だからアイドルになったのにっ」
レオがアイドルになったのは、作曲の才能を「もっと幸せな方向に活かしたかった」からだという。ちょっとずつみんなのアイドルを目指す理由が分かってきて良かった。

・レオ「アスタラビスタベイビー!」
「アスタラビスタ」はスペイン語で、「さようなら、またいつか」、次いつ会えるか分からないという意味を含んでいるらしい。ベイビーまで入ってるから元ネタは『ターミネーター2』だろう。戸田奈津子氏による翻訳「地獄で会おうぜ、ベイビー」のニュアンスを含ませているのかも。(アスタラビスタ -ニコニコ大百科



あんスタを読んでて元ネタにニヤリとするためには、特撮や洋画・邦画・アニメなどいろんな作品に触れてないといけないね。そんな時間が最近ぜんぜん取れない…(スマホタップしながら)

・レオを五奇人に選ばなかった理由
つむぎはまだ五奇人は応援したい人だと思ってるのか……英智の言葉よく聞いて…!
英智はレオを『五奇人』にしようとは考えてもいなかったらしい。「無邪気な子供を殴りつけるみたいでさすがに気分が悪い」と言ってる。ほかの奇人はいいのか…? 殴りつけても大丈夫だと信用してるのだろうか。

「それに。彼とは普通に仲良くしていたいんだよね……」

第三~五話、ガーデンスペースで瀬名がひとりで練習しているところにレオが突然やってくる。

・泉「(せいぜい末永く、仲良くしてあげるよ)」
心の中でレオの悪口を言いながら、これからもそばにいようと思っている。

・泉「戦って、気に食わない連中をまとめてブチ倒す! 俺はけっこう現状に満足してるよ?」
ライブ対決の日々に疲れているレオと対称的に、充実感や爽快感を感じている瀬名。

・レオ「おれは『チェス』のリーダーになるまでは、絶対に自分が悪いと思ったことはしなかった」「いまいち『悪い』がよくわからないのかも?」
リーダーになってからしてきたことは、悪いことなのかもと思ってるようだ。

・『王さま』と呼ばれるようになったレオ
瀬名が天下をとることを提案しても、レオはリトル・ジョンに夢中でそんなことにはまったく興味がなさそう。みんながこんな気持ちでいたらのん気で良いけど、文化は発展しないかも。
3年生の冬、『スタフェス』のときのレオは「アイドル活動は殺るか殺られるか」「頂点を獲るぞ」「戦争は大の得意だっ♪」とか言っててめっちゃ血気盛んで男らしいけど、2年生のときはこんなに穏やかだったんだね。

・レオ「おまえはいつでも綺麗だよ~、お月さんみたい!」
瀬名の美貌をベタ褒めしてる。

「セナがだぁい好き☆」

・ユニット名がKnightsに決定
『チェス』の名前を分裂したほかのユニットに取られてしまったので、新しく名前をつけている。
いいなぁ! fineも、英智が名前を付けたその瞬間を、こんなふうに見たいな…!


「孤独な玉座」


あんスタで「孤独な玉座」と言えば皇帝・英智のことか?と思ってしまうけど、ここでは王さま・レオのことだろう。

第一話、生徒会室に真緒がひとりやって来る。

・真緒「(怖いぐらい防犯意識が徹底してるんだよな)」「(あんまり関わりたくない感じだなぁ)」
アイドルの学校だし防犯意識がしっかりしてるのは偉いけど、何か悪だくみしてるのかと勘ぐってしまうね。実際してます。
真緒くんはこのあと生徒会に入るけど、最終的に敬人たち生徒会の勢力には飲みこまれないから、自分の立場に苦しみながらも上手に逃げたなぁ、という印象。(褒めてる)


【チェックメイト】ステージでは、レオ以外のKnightsのメンバーが揃っている。(まだ司は入学していないのでいない)今回のライブは『チェス』の名前を引きついだユニットとの対決。

・泉「集中してよねぇ、こちとら即席の傭兵軍団なんだしさ」
やる気のない嵐と、先日世話になった義理で渋々付き合ってる凛月。Knightsのメンバーはまだ全然結束していない。


第二~三話、英智とつむぎも、Knightsと同じ衣装を着て待機している。ほかのfineのメンバーの話もしている。最近メンバーが増えたらしい。

・つむぎ「英智くん。お供しますよ、ともに地獄の果てまでも~♪」
レオに個人的に助っ人を頼まれた英智。つむぎは関係ないけどついてきたらしい。
つむぎは、この時点ではまだ英智の計画の全貌を知らされていないようだ。

「その言葉、いつか後悔する日がくると思うよ」

・英智「おおきなライブに出演できて小躍りするほど嬉しいよ」「観客の前で笑顔と歌を振りまけるだけで有頂天になっちゃうよ」
ライブに出られて喜んでる英智、とてもかわいい。笑顔と歌を振りまいて~~!

めっちゃ余談ですが、この「こおどりするほど…」という表現、古くからある普遍的なものだけど、ちょっと前にツイッターで若い子が「小躍りするほどうれしいって言葉を使う人はオバサンだ」ってつぶやいてたの見た。若い子怖い。たしかに若さには価値があるけど、年をとることを価値が無いと思うのは未来の自分への呪いだよ。(『逃げ恥』の台詞だよ)

・楽屋まで来て説教してきた敬人
使用人に拘束される敬人、めっちゃ見たい。

・英智「今はまだまだ仕込みの時期だ」「誇大妄想みたいで、口にするのも恥ずかしいから言いづらいな」
「おおいなる目的」について喋ることはまだ恥ずかしいと思っている英智。

・『ユニット』『ドリフェス』制度について
敬人と英智の手でユニットやドリフェスの制度が作り上げられ、巨大な『チェス』のメンバーたちは自ら細かいユニットに分かれていった。

・英智「僕の思惑どおりに動いてくれたんだ」「馬鹿だよねぇ」
んも~!こういうこと言うから、プレイヤーの反感買うんだよ。素直だね…おばか…!(好き)

「『チェス』の掃討作戦は月永くんにやってもらっている」

スタフェス』でレオが英智のことを「だ~れのお陰でいま自分がその地位にいると思ってるんだ」って言ってたの、今回ようやく腑に落ちた。レオがいなければ英智の計画は順調に行かなかったかもしれない。レオは自分が英智の手駒として利用されたこと、分かってるんだね。

・英智「僕の退屈をまぎらわせてくれた友への贈り物さ」
レオが争いを好まない性分であると知っていながら、戦争に巻きこんでおいて「贈り物」と言ってのける……!

・英智「踏み台は高く、敵は強いほうがいい」
蠱毒か…?
英智が言うといかにも悪役みたいだね。(利用するつもりで育てたキャラが予想外に強くなってしまって、逆襲に遭うフラグみたいだ…)強大になったレオに【チェックメイト】で区切りをつけたんだね。

メインストーリー第126話「決意」にも、似た台詞がある。
「最高の状態の君たちと戦いたい」


英智のキャラ別ストーリー『午後の皇帝』でも、「壁は高ければ高いほど、乗り越えたとき多大な経験と恩恵を得る」と言ってた。

自動販売機の使い方を教えてほしいだけの英智

・英智「物語を紡ぐのは勝者であり、生存者だ……」
英智は生きて、勝者になって主人公になることを渇望している。「死人に口無し」とも言うしね。

・つむぎ「俺も、英智くんにとってのそんな存在になれたら嬉しいです」
瀬名を心の支えにし、望まない戦いに身を投じて勝ち続けているレオ。
英智にとっての心の支えはすでにいるらしい。敬人のこと?

・英智「どう転んでも益がある、そういうふうに仕向けた」「虐殺し、悲劇を味わえば、彼らも改心してくれるかな」
狡猾で辛辣で、めっちゃ英智だ。
英智がここまでするのは、自分を含めたみんなを「すこしでも幸せにしよう」という意志があるから。健康で若い肉体を持っていながら努力しない生徒たちを屍と呼び、「肥料にして土壌にしてあげよう」とまで言う。

第四話、瀬名が英智とつむぎをステージに呼ぶ。

・泉「ぶっ倒れられても迷惑だしさ。邪魔するだけなら引っこんでてよ半病人」
瀬名は英智の名前を呼ぶようになっている。まだ親しくないが、ぶっきらぼうに身体を気遣ってくれてる。しかし英智は「気遣い無用だよ」とその扱いが気に入らない様子。対等に扱ってほしいんだろう。

・英智に朔間先輩の弟だとバラされる凛月
英智と凛月の出会いはこのときなのか! いきなりぶたれたり罵ったりしててめっちゃ険悪なムードだけど、このあとどうやって仲良くなるんだろう。紅茶部に入ってから?

英智の台詞はガンダムの有名な台詞のもじりかな。(「親父にもぶたれたことないのに!」-ピクシブ百科事典

「親にも殴られたことがないのに……」

・英智「今の君には愛される価値がないね」「棺桶に収まった屍体とどうちがう?」
ただ何もせずにただいるだけでは、実力をつけなければ、愛される価値が無い。安全なちいさな箱庭で生きているのは死んでいるのと同じ……これは英智が自分に感じていた言葉なのでは。だからこそ、彼はここまで必死にあがいているのではないだろうか。

「思わぬ拾いもの」とは凛月のことだろう。普通の人が英智にこんな誘われ方したら、騙されてホイホイついて行ってしまいそうだけど、凛月は鬱陶しいと突っぱねている。

・英智「いちいち僕のやることに口出しをしないでほしいな、つむぎ」「僕、負けるのは大っ嫌いだからね」
つむぎにこの前言ってたことと違うーー! 英智の子供っぽい面が出てる。


第五話、遅れていたレオが到着する。

・レオ「え~、長生きしろ! おじいちゃんになっても仲良しでいようっ」
レオはほんと瀬名が大好きだなぁ。

・英智「友達のためなら、僕も指先ぐらいは動かすよ」
ちょっと前に出てきた嵐ちゃんの「他人のためには指一本動かさない」という台詞に対応してるのかな。英智の口から「友達」という言葉が出るたび、「……」という気持ちになる。

・レオと斑が『チェス』とした交渉
レオは今まで瀬名に守られて、元仲間だったみんなの気持ちが見えていなかった。みんなと自分で直接向き合い、彼らの本当の姿がようやく分かった。
元仲間たちはレオ本人が好きだったのではなく、レオの才能を利用したかっただけだ。

「笑えるだろ、セナ!」

・レオ「愛されてるって思いこんでた、みんなと仲良く楽しい青春を過ごしてるって!」
現実に気づいて、滑稽な自分を笑うレオ。不戦敗を快諾した『チェス』のメンバーのことも笑っている。「何のために生きてるんだ?」と思うところは英智と考え方が似てる。まるでちがう生き物のように、アイドルや人生に対しての考え方がまったく違う、彼らのことを理解できないようだ。

レオはお昼ごはんを食べるのも忘れるし(ミニイベント)、寝食を忘れてしまうぐらい作曲に没頭している。作曲することや、お客さんの笑顔と拍手をもらえることをこれ以上ない幸せととらえている。アイドルがそんなに一生懸命に生きてて、ファンの反応を生き甲斐にしてくれてるなんて、ファンとしても嬉しい。

・レオ「おまえのせいだ!」「ぜんぶぜんぶおまえのせいだ……セナ!」
自分が他人を信じこもうとして、現実から目を逸らしていた事実は、瀬名の責任だと言うレオ。

・レオの腕の骨が折れた経緯
ヒェッ……。夢ノ咲の不良怖い、マジで殺伐としすぎてる……。
斑くん、こうやって解説に来てくれて便利だな! 見てたように話すけど、その猫リトル・ジョンと話ができるのかな?(斑くんの名前が猫関連っぽい)
ロビン・フッドと名乗って不良をこらしめてたのは、敬人とレオだけじゃなくて斑くんもだったんだね。

・斑「誰も悪くない、これは悲劇じゃない、むしろ骨を折って幸せだって……」
誰も悪者にしたくなかった、優しすぎるレオの姿が痛々しい…。レオはロビン・フッドの斑と敬人に協力するようになってからも、彼らの過激さを抑える役目をしてたみたいだし、いつ「悪いやつはたおす!」って感じの好戦的な子になったのだろうか? 不登校からの復帰後?

第八~九話、レオと泉のクライマックス。
レオと凛月・嵐はここで初めて会話している。

・レオ「おまえという王さまが腰掛ける、玉座になるよ」
自分は王にふさわしくない、瀬名が疲れたときに背中を預けられる人になりたいと言うレオ。「誰かさん」の思惑どおりにかつての仲間と戦って疲弊して、アイドル引退をほのめかしている。英智が裏で糸を引いていたことに気づいているようだ。

・レオ「本当に大事なものだけは、守り抜きたい」「おまえと出会えたことで、おれの夢は叶ったんだ」
ものすごい愛の告白だ。レオが他のすべてを捨ててでも、自分を犠牲にしてでも守りたいものは、瀬名だった……。
レオが気が向かないながらも、元の仲間を倒していってたのは、瀬名の望みをかなえるためだった。

「誰に怨まれても嫌われてもいい、他のぜんぶを切り捨ててもいい」



レオがそこまで自分に尽くしてくれてる理由が、理解できない様子の瀬名。瀬名とゆうくんの関係みたいだ。レオが言うとおりに、全力で自分に奉仕させれば、瀬名の夢は何でも叶ってしまうかもしれない。
でもこのとき泉が望んでいるのは「自分たちが正当に評価される」というシンプルなことだけ。

・嵐「憧れの相手からプロポーズされた初心な小娘みたいな顔してる!」
レオの愛のこもったプロポーズのような台詞に、瀬名も「初心な小娘」状態になってしまってる。

英智もそんな描写をされてたことがある。
花束を受け取った初心な小娘のように、英智さんは愛おしげにマイクに頬ずりしてから―― (ノベライズ3巻『皇帝の帰還』P.223)

・英智「(今日という日を絶頂として、君たちは凋落の一途を辿るだけなのだから)」
生徒たちを負かして怨みを買ってきたKnightsは、今後ドリフェスで得票できなくなっていくと予想する英智。そこまで計算している。



汗を流してる英智のカードは珍しいね。[皇帝の奏楽][臆病な王者][大切なもの]につづいて4枚目かな?



「エピローグ」


また、ガーデンテラスでチェスをする三年生の英智と瀬名の場面に戻る。

・泉「あんた、嘘ばっかりだねぇ」
英智は虚勢とはったり、嘘と陰謀で「幻の帝国」を築いたと言う瀬名。
「後悔も謝罪もしない」「勝ちは勝ちだ」と返す英智に、「よかったねぇ。勝てて」と辛辣な言葉を投げかける。英智が珍しく言葉でやり込められ、沈黙している。瀬名強い。

・瀬名を探しに来た司
御曹司なのに、後輩らしく下働きも進んでしててえらい。
司を「ばいば~い♪」と見送ってる英智がかわいい。

・泉「あんた何様のつもりなのかなぁ。ぜんぶがぜんぶ、あんたのせいなわけがないでしょ」「根本的には、俺のせいだから」
『モノローグ』では自分のせいだと思ってなさそうだった英智だけど、ここではレオが壊れたのが自分のせいだと言っている。瀬名は否定して、自分のせいだと語る。瀬名の言動や感情の影響で、レオの言動が荒れていったと言ってる。3年生のレオが攻撃的なのは瀬名の影響だったのか。

・泉「あいつは曲が書けなければ、自分には価値がないって思いこんでる」
レオは引きこもり、うつ状態になっていて作曲もできないらしい。
英智や瀬名、壊れる前のレオみたいに、「向上心を持って、努力しつづけること」もたしかに大事だけど、人生につまずいて頑張れなくなった人にとってはそういう考え方は自分を苦しめるよね…。つむぎみたいな気持ちで、「99%のつまらないもの」である自分も認めて許してあげてほしい。

・レオが壊れて動けなくなった理由
瀬名は、自分がレオを守れなかったことをとても後悔している。夢を持たずに、レオとふたりだけのユニットでいれば、今も平和で幸せでいられたんじゃないか、と思っている。
英智も同じようなことを想像するらしい。

瀬名はレオを守れなかった。だから今度はゆうくんを必ず守ると決意している。



ノベライズ4巻の地の文で、瀬名の「ゆうくん監禁事件(?)」がどうも監禁じゃないように描かれていたけど、やっぱりこういう真相があったんだね。Knightsはfineと共同戦線を張ってたのか。

・英智「羨ましい他の連中を足下に這いつくばらせて、高笑いがしたかった」
英智のこういう、劣等感を抱いてて憧れの人を屈従させたい、っていう根暗なところは『Daydream』に書いてあるんだけど、ノベライズ読んでないひとには初耳だったかもしれないね。

・英智「月永くんは失敗した僕だったね」
レオが英智みたいに非情な「化け物」のようにふるまえたら、夢ノ咲の天下を取れていたかもしれない。

・英智「肥大化した『チェス』を分割し、病んだ患部を取り除くための【ジャッジメント】」「対外的な敵を滅ぼすための【デュエル】」
真緒が見たJとかDの記号はそういう意味だったのか。ジャッジメントやデュエルはあんスタのイベント名にもなってるけど、それは直接関係ないのかな?

・英智「【チェックメイト】が最初の歴史の分岐点」
【チェックメイト】以降、レオと主人公を交代し、英智が五奇人討伐の計画のための行動を始めた。レオは英智の思惑を察して「あいつこそが黒幕だ~」と挑んで、敗れていた。

・英智「騙されたほうが悪いし、生き延びたほうが正義だ」
心ない『皇帝』に徹しきれていない英智は、自分が酷いことをしている自覚もあるし「心が痛む」と気持ちを吐露したりする。

「僕はそう自分に言い聞かせて……」

・瀬名「じゃあね、天祥院。病み上がりでしょ、お大事に」
一年前より、ソフトになって分かりやすくなった瀬名の気遣い。英智も今は素直にお礼を伝えている。握手したりして、仲良いね!

瀬名と英智がレオの復活に期待しているシーンで、物語は幕を下ろす。美しいね……。

いやあ~、でも今回の英智くんもプレイヤーに評判悪いね~~!(英智推し界隈は別として) 友人に率直に「何なのこいつ…って思った」て言われて、私は笑った。
「英智くんは悪くないんだよ…!」とかばう人を、英智が自らぶん殴りに行ってるな…、と思うぐらい、すごく悪者らしい態度を見せつけてきた。でも一方、弱い面も垣間見せてくれている。結局彼にどんな印象を抱くかはプレイヤー次第だ。

『チェックメイト』、あんスタ史(?)に残るストーリーでしたね。
私は英智が最初から最後までいっぱい喋ってくれてとても嬉しかった!(記事長すぎてここまで読んでくれる人いないんじゃないか…?? いらっしゃったらありがとうございます…!)
また『エレメント』同様、このストーリーに執着してしまう未来の自分が見えます。




2 件のコメント :

  1. 最後まで読みました!新参なのでまだえいちくんに対してどういう気持ちになるかわかりませんがナイツが気になっていたので考察や詳しい情報つきでないようを垣間見れてとても楽しかったです。
    先にも書きましたがまだ始めたばかりのなので色々とわからないことが多いですが、セナのせいだ!と言われても王様の帰還を待ち、ナイツを守ってきたセナはやはり影のリーダーといいますかレオが信頼するのもわかるぐらい頼もしいですね(;;)
    そして有名な(?)監禁事件も悠木くんを守るためと公式が書かれているということも知り、なんだか嬉しいのと同時にこれからがより楽しみだなと思いました…!
    悠木くんはセナがうっとうしそうだなと思いますが悠木くんを守るためだったということやセナの過去も悠木くんに知ってもらえたらまたセナに対する気持ちや考えが変わるのかなぁ…?(変わったらいいな!)と思ってやみません…!
    投稿者様の記事こちらの記事が初見でしたが色々な伏線やノベルの方とも繋がっているんだなと知れてとても勉強になりました。
    ただのミーハーにならないよう私も元ネタやノベルやストーリーなどじっくり読み自分なりに噛み砕いて考察して楽しめたらと思いました。また記事楽しみにしております。
    長々と申し訳ありませんでした。

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    1. 匿名さん、こんにちは~! コメントありがとうございます!
      記事長いのに全部読んでくださってありがとうございます~~! お役に立てて嬉しいです♪
      あんスタのストーリーって、いっぱいあってどれから読めばいいか分かりませんよね……!
      ノベライズ、ぜひぜひ読んでください!!(このブログ内に簡単な感想記事も書いてますので、参考にしてみてください!) 3巻の巻末書き下ろしストーリーは瀬名視点で、レオとのやりとりが描かれているのでナイツP必修科目です(たぶん)! 瀬名の心情が語られているので、「こういうこと考えてたんだ……!」と驚くと思います!
      瀬名はほんと重要な存在ですね。彼がいたからこそレオもKnightsも今のメンバーで結束することができたんだと思います。
      ゆうくんとのすれ違いも気になるところですよね……! 瀬名が卒業するまでにあのふたりの関係はどう変わるのか、目が離せませんね! ぜったい何か来ると思ってます。

      私も途中から転入してきた組で、まだまだ読めてないストが残ってますw 無理なく自分のペースで楽しんでいきましょう~!

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