刀ステ 5/20大阪千秋楽公演 ライブビューイング感想 ※ネタバレ

待ちに待った舞台『刀剣乱舞』のライブビューイングに行ってきました! 
思えば2月のプレ先行の頃から、舞台観たい!チケット取れない!(泣)…と騒いでたので、こうしてライビュで観劇できてほんとに嬉しい。上映してくれてありがとうございます!

2.5次元舞台の鑑賞は刀ミュを入れてまだ2回目。舞台のことも役者さんのこともほとんど知らない。他の方の感想もまだあまり見てない。
レポートというほどでもないけど、一とうらぶファンとしての感想を記しておきます。思ったままを書いてるけど決して悪口を言ってるつもりはないよ。あと台詞はせっせとメモ取ってみたけど、正確じゃない。
※ネタバレしかない
※腐女子の話題もあるのでイヤな予感がしたかたは今のうちに逃げてね!


私の行ったシアターは地方都市の中心部から少し離れたところだったけど、それでもチケットは完売していました。
シアターに着くと、見渡す限りの女子、女子、女子。男性はひとりも見あたらない。20~30代の人がほとんどかな。2人組もおひとり様も同じくらいいる。コンサートと違って、あまり気合を入れてる格好の人はいなかった。ご本人を目の前にしてるわけじゃないもんな! 普段着で行った私もバッチリ溶け込んでた。ホッ


ライビュ(本編)の感想


ライビュの映像は、ステージの斜め上から見下ろす視点。床と客席前方3列ぐらいが映ってる感じ。ステージと客席ってあんなに近いんだ…! すごいな! ステージには公式サイトに掲載されているキャラの写真が次々映し出されている。
そういやステージに幕はなさそうだから、照明で調節してるのかな?
上映開始の19時を数分過ぎたところで暗転。

三日月の「刀剣乱舞 始めよう」の声。
当然のことながら、ゲームで聞き慣れた声優さんの声と違うので、一瞬あれっ?と思ってしまった。
演技しているところは三日月らしくてすごくハマリ役だと思ったんだけど、録音された声はまだ役になりきれてなかったのかな。


良かったところ

キャラに寄せた役作り
ポーズ、台詞、しぐさ、殺陣など、みんなそのキャラらしさがあって素晴らしい。このポーズは通常立ち絵!アッこれは内番の!と分かるたびうれしい。
とくに宗三・三日月・薬研の声音はゲームのボイスのイメージに近くてとても良かった。

役者さんのルックス
とにかくみんな顔がイイ。スタイルもイイ。これ以上の配役はないのでは…??
キャストのお顔で特に私のイメージぴったりなのは、三日月と鯰尾、鶴丸、薬研。鯰尾役の杉江さんの目、どんだけ大きいのよ!キラキラしてた。
あと釘付けになったのは鯰尾の脚、一期の脚、光忠の脚。(脚フェチ)

刀剣男士の生きてる感
衣装やウィッグ、メイクのクォリティも高く、ステージ上に12振も並ぶと壮観。演技も殺陣もすごいしとにかくキャラが3次元になってることに感動。もはやあの衣装を着て動いてくれるだけでうれしい。芸術的な曲線を描く山姥切の布や、長谷部のストラや左文字三兄弟の袈裟がヒラヒラしてるのなんてつい目で追ってしまう。宗三の脚がチラチラ覗くのもイイよね。そのほか、一期が障子から入ってくる際に、太刀にさりげなく手を添えてぶつからないようにしてるような所作も良かった。

イラストやMMDとは違って、表情がくるくる変わるところも人ならではで、魅力的。

アクション
役者さんがめちゃくちゃよく動く。観る前は「軽い殺陣がちょっとあるのかな~」ぐらいに予想してたけど、激しい戦闘シーンが何度も何度もあるし刀種によって違う戦い方をする(小夜や鯰尾が蹴りを入れたりとか)のも凝ってた。太刀が複数の敵を一掃したときは「薙刀かよ!」と思わずツッコんだよ。(心の中で)
入場退場がシュタタタッと駆け足のシーンも多く、よくあんなに動けるな~さすが刀剣の化身、と感心してた。見てるだけで息切れしそう。(インドア派審神者の意見) 最後の挨拶で鯰尾役の杉江さんも「大運動会」「舞台袖で見てるの楽しい」とおっしゃってた。

三日月宗近
この舞台の看板で座長の鈴木さんは、素人目にもやはり別格だった。
ひたすら美しいことは言わずもがな、ゲームのボイスみたいな“マイペースなじじい”な声音と真面目な気迫のこもった声の使い分けをする上、あの動きづらそうな袖(たまに袂を押さえたりして)で殺陣をこなすし、足運びも古典芸能的で訓練されてる感じ。上半身が全然動いてなかった。いかにも強そう。
にっこり微笑んでるときも美しいけど、ときおりゾッとするほど真剣な冷たい表情をしてるときもあって、怖美しいです…。
後半、ステージ上段から両手を広げて登場したときは、信長の自害シーンとカブって見えて、何か意味があるのかと勘ぐった。

鶴丸国永
とうらぶで一番の推しキャラは鶴丸なので、つい鶴丸ばかり見てた。でも圧倒的に目が足りない。
ステ鶴丸の魅力は、“軽妙で酔狂”を体現してくれてたところ。片足でトントン地面をたたいたりジャンプしたり、ヤレヤレ、という動きもイイし、鯰尾たちを驚かせようとするいたずら好きなところや、軍議でのからかい方はいかにも年長者っぽくて良かった。
戦闘でけっこう野太い声を出すところもカッコイイね!「戦場で赤く染まって、鶴らしくなるだろォォッッ!!!!」てとこなんてめっちゃリキ入ってたwww
「驚かせたいものならある。天だ!天ぐらい驚かせてみたいなッッッ!!!」という台詞は(ゲームにはこんな台詞ないけど)スケールがでかくて男前。
「この鶴丸に一つ考えがある」と、自分を鶴丸と呼ぶのもイイ。こう、自分を自分としてではなく対象として見てる感じ。←うまく説明できない。

役者さん自身の魅力が垣間見えたところ
ステージやカーテンコールで役者さん本人の魅力も色々知ることができた。
私のキャラのイメージには無いけど、たとえば宗三のムキムキの腕と対称的な艶っぽい表情、一期の時折見せる冷たく好戦的な表情、めちゃくちゃにアツい鶴丸、丁寧語の小夜の声優さんみたいな声、不動のキラッキラの瞳、長谷部のノリの良さとツッコミのキレ、挙げるとキリがない。

カメラアングル
カメラアングルは台詞を喋るキャラをアップにしてくれたため、とても見やすく分かりやすかった。
でも実際の舞台を観るときみたいな、固定カメラの映像も欲しいな。円盤につかないかな。カメラが映してないところにいるキャラも見たい。見えないところにいる方が喋ると誰か分からないときがある。


笑ったところ

軍議
噂には聞いてたけど、こんな和むシーンがあったんですね。
シリアスなストーリーから一転、お笑いの舞台みたいな印象に。
ライビュ会場は基本的にみんな静かに鑑賞してたんだけど、このシーンは始終どっかんどっかん笑いが起きてた。
ほかのシリアスシーンを見たあとで、まさか光忠が「待たせたねェ~~~~!!!!!!」ってカッコよく茶菓子持ってくるなんて想像できないじゃん?

この日の茶菓子はおはぎ。
手袋だから指でおはぎをつまめないと言う三日月と、手袋の形がアレだから「ちょうど取れるぞ!」と言う鶴丸。あの形状はそういう用途のためだったのか!(おはぎのためではない)
鶴丸はつまんだおはぎを長谷部にあーんで食べさせるが、長谷部はおはぎが大きすぎたようで全然噛めず、モゴモゴ困っていて会場爆笑。

光忠「大丈夫かい長谷部君?」
長谷部「(モゴモゴ)」
鶴丸「もっと大きいのをくれ?」
長谷部「(喋れなくて必死に首を振る)」
鶴丸「鼻から?攻めるな!」
長谷部「(必死に拒否)」
(一同しばし長谷部をからかう)

仕切り直したい山姥切「いい加減にしろ、ここはおはげの…」(※噛んだ)
三日月&鶴丸が「おはげの??」と詰め寄る。
山姥切「おはぎの宴の場ではないんだぞ!」
一同「????」

鶴丸「待ってくれ待ってくれ、おはぎの宴が気になって軍議どころではない!」
長谷部「(ゴフッ)」(※むせた)
「大丈夫かい?」
(会場爆笑)
鶴丸「おはぎの宴が始まったのか?俺達も入れてくれ」

なんか文字で書くと長谷部と山姥切を軽くいじめてるみたいになっちゃったけど、そんな感じではない。鶴丸が凹む山姥切の頭をポンポンしてたりしてて和やか。




馬当番の説明シーンで全身茶色タイツに馬マスクの二足歩行な馬さんが出演。
あんなん笑うわ!wwwwwww

内番衣装へのツッコミ
不動くんの薬研への「なんで白衣着てクワ持ってんだよ?」というツッコミでライビュ会場も爆笑。

宗三の出番
この舞台では宗三がけっこう主要キャラで、突然現れて剛腕をふるっていくシーンがあるんですが、ごめん、笑った。確実にレベルカンストしてる。

突然のスローモーション
映画的な演出なのか、急にみんなスローモーションになって動くところがあってなんだかシュール。

真剣必殺姿の再現
服がビリビリに破けた真剣必殺姿を、薬研、宗三、不動、長谷部が見せてくれる。驚きの再現率。
でもイラストと違って、役者さんたちは動くと乳首が露出するんだよ。目のやり場に困るよね。(凝視しながら)

急に歌う
刀ミュじゃなくてストレートプレイ版と聞いてたから、突然男士たちが歌いだしたときは「歌!? 歌うの…!?!?」と混乱した。とう!けん! 
この曲もカラオケで歌いたいですね。


気になったところ

不動くんのキャラ
うちにいる不動くんは全然笑ったりしてくれそうにない雰囲気なんだけど、この舞台の不動くんは初登場シーンからいきなりにっこにこな満面の笑みだった。個体差? 不動くんめちゃかわ…!! 腰に巻いた山吹色の帯もしっぽみたいになっててかわいい。
ニコニコ人懐っこそうに絡んできたり単独行動して輪を乱したり拗ねてふくれっ面になったり、信長や蘭丸を心から慕って守ろうと奮闘したり、めちゃくちゃ魅力的なキャラとして描かれていたんだけど、ゲームで得た印象以外の部分が多くてどうとらえたらいいのか困惑してる。舞台は舞台で楽しいんだけど。

刀剣男士が歴史上の人物に接触する
史実で殺されるはずの人が生き延びているのを知り、宗三が直接殺害する。「本来の歴史を守る」という名目ではあっても、この展開、どうしても受け入れられなかった。は?マジで?ってなった。(語彙力)
男士は歴史を変えようとする歴史修正主義者とだけ戦ってきたんだと思ってんだけど、ああいう修正の仕方もアリなの…?

腐女子受けを狙ってるの?
三日月と山姥切が何度も二人きりで登場し、やたらと仲良すぎて、腐女子受けを狙ってるのかなと思いました。月を照らす太陽が山姥切…!? 同人誌かな??

最後の挨拶のときに、一期にマイクがついていなくて、「このような姿で大変申し訳ございません」と言いつつ鶴丸の顔に付いてるマイクを使うため頬を寄せてコメントしてたのも、何なの!狙ってるの??(※うっかりミスだと思う) そういうの私は好きだけど、女オタクにはいろんな流派(?)があるからね!めんどくさいんだよ!
このとき「こんなことってある!?」とか「離れろ!!(怒)」と言ってた役者さんは誰だったのか? 長谷部かな?

「うちの本丸」というメタ発言
舞台の制作サイドのかたが「これは『ある本丸』の話」とおっしゃってるのはいいんだけど、舞台の上で男士たちが、この本丸は“数ある本丸のうちの一つである”という認識で話を進めていることに違和感。
とうらぶ世界に本丸がたくさんあるのかどうかは解釈が分かれるんじゃないか?
ゲーム内にも他の審神者と戦う演練とかあるけども。

刀剣男士が人の体を得ているという発言
畑当番の説明のとき、刀剣男士は人の体を得たので食べ物を用意しないと…とか言ってたけど、これ、二次創作ではよく見る設定だけど私とは解釈違いですね。
私は男士たちは審神者によって“刀剣が人の形となった”存在で、人間の肉体を持っているわけではないと思ってる。あくまで神様。畑当番しなくても死なないしさ。
まぁ異論は認める。みんな好きに解釈しようぜ。


大千秋楽スペシャルカーテンコール


明智光秀役の窪寺さんが取り仕切り、男士が再登場するまでの間、アンサンブルと呼ばれる脇役の方々と一緒に挨拶をしてくれました。
窪寺さんはめっちゃ気さくなおじ様で素敵でした。おちゃめ。
アンサンブルのかたは歴史修正主義者や兵士、家来以外にも馬役や信長役も兼任されていたそうです。忙しいな!
全然関係ないけど“あんさんぶる”って言葉聞くと別のことを思い出すよね。(あんスタプレイヤーの意見)

その後、みなさんの「とーけーんだーんし~~!」の掛け声で内番姿の男士たちが登場。不動くんが手を振ってくれててかわいい。
三日月「ここからは役としてではなく、役者本人として話をすることをご了承お願いしたい。よろしいかな?」
…ということで男士としての演技も交えてくれつつ、役者さんとしてのご挨拶をしてくれました。
鶴丸のウソ泣きからの「こんなにたくさんの野菜を収穫することができました」は訳が分からなくて笑った。なんで野菜……?? そのボケのために野菜入りのカゴしょって出てきたの…??マジかよ! 染谷さんが愛されるのよく分かる。

挨拶では役者さんの舞台の感想や感謝の言葉のほか、いろんな裏話(軍議のための軍議=軍議軍議が行われていることや、軍議のシーンで不動役の椎名さんが裏で笑っててうるさいとか)が聞けてとても楽しかった。
山姥切「軍議は闘いでしたね。白い人とか青い人がわけわかんないことを言ってきて」
薬研「さぁ 挨拶の時間だ…(イケボ)」に「やかましいわ!」とツッコミが入ってたりした。

三日月役の鈴木さんが「続編を目指して次へ」「好感触を得てます」「また会える日が来れば」「でも一人の力ではどうにもなりませんので、みなさん応援してください」ということをおっしゃってたので、応援次第で続編が作られる感じ! この勢いなら行けるでしょ!!

最後の「またいつぞや 始めよう」という三日月のアナウンスの声(たぶん録音)は、ステージと違ってどこか事務的。


本編終了後の「楽屋から生中継!」


鯰尾から三日月まで、ステージからはけてきた役者さんたちが次々とカメラに向かってきて、笑顔で一言言って去っていく。楽屋から、というよりは、ステージから楽屋に向かう途中の通路っぽい。
キャラの感じでキメてくかたが多い中、長谷部役の和田さんが突然「ウィ~~~wwwwww」て感じでノリノリで登場して会場爆笑。何だこの長谷部!はっちゃけてるな!
こういう映像はライビュ会場にだけ流れたのかな?だとしたらライビュ組の人達ラッキーでしたね!


終演後のライビュ会場の様子


三日月の声ではない、ほんとうの終演のアナウンスが流れたのが約22時。「19時から上映開始、最大3時間30分予定」というのは公式サイトに明記されていたからこのくらいの終演時間は想定内ではあるんだけど、いや~普通に長いよね! 審神者さんたちの帰宅時間が遅くなるのがちょっと心配。最後の生中継を待たずに暗い中を退場していくお客さんもけっこういたし。ご家族にいやな顔されたりするんじゃない?
観客の拍手に対して、何度も再登場して感謝を述べてくれるのは本当にうれしいんだけど、ちょっとやり過ぎじゃないかと感じた。1度でスパーンと終わろう!
個人的な問題なんだけど、3時間も集中力が持たなかった。歳かな。(ことあるごとに歳のせいにする)


終演後の会場は、お友達と来場してるかたは口々に「めっちゃ良かった~!」「円盤買う!」「○○さんのファンクラブに入るにはどうしたらいい?」と興奮してて大盛況な感じでした。あと「おはぎの宴」って言葉も飛び交ってた。
近くのバス停に並んでるときも、バスに乗ったあとも、みなさんワイワイ盛り上がってました。あそこが住宅街じゃなくてよかった。苦情が来るところだった。


それにしてもライビュいいよね!
生中継ってのもありがたいし、劇場で見れるから家で観るのと違っていろんな邪魔(家族とかスマホとか)が入らなくて、その世界に入り込める。
あぁ円盤も欲しいな~!

私いろいろ文句も言ったけど、舞台刀剣乱舞を応援しています。


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