2wink Switch イベント 葵ひなた 葵ゆうた 感想 逆先夏目 朔間零 朔間凛月 春川宙 節分祭

あんスタ『節分祭』のストーリー感想と考察　※ネタバレ

冬コミでカカリアスタジオさんが配布していた冊子がネットで閲覧可能になってました。 まだ見てない方はぜひ！
あんスタではTrickstarの４人分、計８枚のイラストについての解説が見れます。どんなシチュエーションや表情にするかの指示書っぽい。
真緒くんのページの「先端恐怖症の遠因となった凛月」、とか
ゆうくんのページ　[明日を見る夢]の解説で「非人間的な（お人形さんのような）真顔でも異様で＆珍しくて良いかもしれません」「妖精みたいに美しい感じ。泉の羽織（あるいは真用の色違い）を持って踊っている」とか、気になる記述がいろいろありました。
あの衣装の瀬名の羽織は青だったので、イラストでは赤いゆうくん用の羽織になってるんだけど、水面下でこんな案があったんですね…ゆうくんが瀬名の羽織を持って笑顔で踊るなんて大事件じゃないですか。


今回のイベント『節分祭』のストーリーは、22話もある！　読みごたえたっぷり。うれしい！

今回もストーリーの感想と、気になった点を箇条書きにしました。セリフは適宜省略してます。
※別のストーリーのネタバレあり
※英智出てこないけど英智の話もする


ひなたくんの腰帯のところ、すごく良いですね！　男の子らしくシュッとしてて好き。最近のカードでは夏目くんの[奇人たちのショウ]、弓弦の[ブリキの兵隊]、颯馬の[武士の晴れ舞台]の絵も好き。


プロローグ

廊下で転校生に声をかけるひなたと、そのあと入れ違いにやってきたゆうた。
2winkは近頃いろんな『S３』のドリフェスに参加しているらしい。2winkが上り調子だからこの【節分祭】で存在感を示して、もっと躍進したいそう。

・ひなた「目指すは、夢ノ咲学院の頂点っ♪」
ひなたくんもトップを目指してたのか！
これだけ聞くと、あんスタがまるで「好きなアイドルを自分の手で育てて学院の頂点にしよう！」ってゲームのような感じしない？　でもそういうゲームじゃない。それにストーリー読んでると、どうもこのユニットはあそこより実力があるらしい…ってことが伝わってくる。

私は英智くんやfineのことは大好きだけど、（４月のときならともかく）fineがいまも『学院最強ユニット！』と言えるのかどうか、悩みませんか。
DDD…トリスタに敗退（複数のユニットの力を借りてて純粋な実力勝負ではなかったものの）
喧嘩祭…紅月に敗北（公式な記録にはならないし、英智の体調が悪かった、紅月に有利な和の舞台だった等の要因があったけど）
七夕…Valkyrieに辛勝（実力ではValkyrieが上回っていたっぽい）
スタフェス…決勝戦ではどうやらトリスタが勝った？（『太神楽』のときトリスタがＳＳに出場した話してた）

〝最強ユニット”という称号があるからこそ、他ユニットがfineに勝利したときヤッター！ってなる、そのために最強の看板をおろさないでいるのかもしれないけど。finePとしては「またfineが負けなの…」と思う気持ちも……。
いや、アイドルの魅力は勝ち負けで測ったりするもんじゃないよね！

・ゆうた「福豆ってそんなに美味しくないのに、つい口に入れちゃいますよね」
福豆、おいしくない？　ゆうたくんもそう言いながら食べてる。

・参加者として【節分祭】に出場するひなたと、スタッフとして参加するゆうた
最近は（ユニットとしては活動しているものの）ふたりの呼吸が合わなくなってて家でも学校でも別行動しているらしい。『トイランド』のとき、ギスギスしてて見ててつらかったもんな…。
あのとき、ひなたくんが「ゆうたくんがゆうたくんとして生きていけるなら、俺って存在がなくなってもいい」とか言ってて危ない空気だった。

・ゆうた「あいつ保護者ぶってて腹が立ちますよ」
守られるんじゃなくて、対等な立場になりたいのかな。『喧嘩祭』のときの英智を思い出す。
「目指すは夢ノ咲学院の頂点っ♪」

「疑心暗鬼」

生徒会室で人手が足りないと愚痴る真緒。
それを「来年度のために今のうちに試行錯誤しておこう」「失敗は成功の母、必要は成功の父」とたしなめる敬人。

・敬人「俺や英智のつくった体制のままでは駄目だ。時代の変化に適応する必要がある」
敬人、有能だし柔軟だね…！
『S３』の企画書の審査が追い付かないので、新たに『企画の審査をする機関』を設置する提案をしている。委員会みたいな組織がほかにも増えるのかな？　

・真緒「次期生徒会長になるんでしょ、俺。期待されたぶんぐらい、働きますよ」
前から気になってたんだけど、夢ノ咲の生徒会長って選挙で決めるわけじゃなさそうだね。いまいる人が任命する感じ？
去年英智が生徒会長になったときも、自分からって感じだったよね。

・差し入れの福豆を無理やり食べた敬人
てっきり寺で食べる、大豆でできた肉っぽいやつ（精進料理）を食べ過ぎて嫌気がさしたんだと思ってたよ。


第２～３話、AV室で仕事の打ち合わせをしている転校生と真緒のところにゆうたがやってくる。さきほど【節分祭】が始まったところ。

・ゆうた「そういう反抗期みたいなのは、もう終わりにしちゃったんです」
オトナだな…！

・【節分祭】の様子は放送委員会の協力で『校内TV番組』として録音・撮影して全校に流す
夢ノ咲の教室にはテレビのモニターが置かれているらしい。これ、大変な事実じゃないですか…！
ところでこの番組、円盤になるのいつですか？

・真緒「あのひとの仕込みなら、たぶん全員が笑顔で思いっきり楽しめてめでたしめでたしで終われる、夢みたいに幸せなドリフェスになるはず」
零をすごく信頼している真緒。
でもこんなふうにここで言うと、まるで「そうはならない」フラグみたい…。（心配性）

・【節分祭】の運営本部は校庭に設営されたテント
この季節に屋外のテントって、寒すぎない？　じっと座っておくわけじゃないのかな。

・監視カメラの不思議な映像
ゆうたくんが機械いじりが得意なの、初耳。映像の解析とかすごい。
『秘密の部屋』に零や夏目、宙、ひなたのほか大勢が集まっている様子が映っている。零の背中をよじのぼる宙くんがかわいすぎる。
この部屋、こんなに大勢の人が押しかけて来たら今後もう秘密の部屋とは呼べないような気がする。

・夏目「監視カメラは占いの客を真上から監視するために設置したやつ」「占いは観察と推理が基本」
夏目君は占いの仕方も科学的というか、理論的。客を観察して人となりを推理してるんだね。占い師って本来そういう人なんだろうな。

最近観てる海外ドラマの『メンタリスト』の主人公（中村雅俊似）が観察眼鋭い人で、霊能力があるのかと思われるぐらい人の心を見通す力があってすごく頭が良いんだけど、ぶっちゃけああいう人には近寄りたくない。魅力的だけど、関わるのはこわい。
（『メンタリスト』なかなか面白いので気になるかたはぜひ。アマゾンプライムで見てます。基本的に一話完結でサクッと事件を解決、名探偵コナン並にカジュアルな（？）殺人事件です。）
「映像が送られて保存されてしまう可能性があル……」

・「Wink Wink……」
カメラの電源を落とす呪文（？）もかわいい。

・真緒「スタッフと参加者の見分けがつきにくくないか？」
スタッフと参加者の衣装は同じなんだね。この衣装もサーカスの練習着みたいにルームウェアで商品化してくれないかな。普段づかいするにはちょっといかついかな。
あんさんぶるスターズ！ルームウェア―ファミマ.com


第４～５話、『秘密の部屋』で零が【節分祭】の解説をしている。

・零「ライブでは強豪『ユニット』にはかなわん、けれど他の要素が入ればあるいは……」
歌って踊れるだけがアイドルではない、バラエティ番組のようなところで輝けるアイドルもいるよね。
トークとか司会とか、演技とか、夢ノ咲の子たちがいろんなシーンで活躍してるところを見たい。

・零「【節分祭】の覇者は校庭に設営された特別ステージにてライブをする権利を得る」
野外ライブか～！！　寒い！　野外で葵兄弟や朔間兄弟あんな肌が出てる衣装なのか……実はフィギュアスケートみたいに肌色の布で覆われてたりするのかな…

・零「男の子じゃろう、欲しいものは強引にでも自らの手で掴みとるがよい♪」
この言い回しは見覚えがあるぞ！『WANTED!!!』第５話の英智の台詞、「男の子だろう、羽風くん。その身を血に染めても、欲しいものがあるなら戦場へと踏みださないと♪」と似ている。
あえて似たような言い回しをさせて、新旧の生徒会長を対比させているのかも。

・零「我ら『鬼』と、スタッフ側の人間を見分ける方法はない」
このことを利用して、宙くんが鬼にまぎれて逃げのびてたね。　

・宙「おじいちゃんには優しくします！」
零とのやりとりに和む。こんな素直な孫がいたらイイなぁ。宙や～、私にもお茶をいれておくれ～！

・零「この『秘密の部屋』には、妨害電波を発生させる装置がある」
零が電子機器に詳しくなってて成長を感じる。（わたし零をナメすぎ）

・夏目「『五奇人』のにいさんたちとハ、戦いたくないんだけどネ」「ボクたちは決しテ、ゲームにも手は抜かない」
ほかの奇人はみんな夏目くんより手ごわいと思って良いんだろうか。ほんとは勝ちたがってる夏目くんかわいい。さすがゲー研。
「やるからには本気でやるヨ」


・夏目「センパイは三年生だしネ、進路の関係でバタバタしてるみたいだシ」
最近つむぎの出番がないので今回ちょこっとでも顔出してくれたらよかったのに、と思うのですが、もしや近々ドカンとでっかい出番が来る…！？

・夏目「べつにセンパイの卒業後の進路が有利になるかも～みたいな思惑はないヨ？　勘違いしないでよネ？」
これに素直に「はい」と答えられるのは宙くんだからこそだな。私は夏目くんのプロフィールを思い出している。（「嘘と本音の合わせ鏡」）

・零「逆先くんは優しげに見えて意外と勝気じゃのう。男の子じゃのう、かわゆいのう♪」
夏目くん、なかなか本心を見せてくれなくて一筋縄ではいかない印象だけど、零には彼が「優しげ」に見えてるんだな～。後半部分は完全に同意。

・零「ふたりでひとつの生き物みたいに、仲良しだったはずなのじゃが」
最近嚙み合ってないゆうたとひなたを心配している零。

・零「すべてが終わってしまった後に、愛おしいものの残骸を抱えてめそめそ泣くのは御免じゃ」「悲劇の再上演なぞ誰も望んではおらん」
愛おしいものの残骸、悲劇とは去年五奇人が倒されてズタズタにされたことを指しているのかな。１年生のひなたくんは何のことかわかってない様子。


第６話、噴水前で凛月がゆうたくんと話している。

ゆうた「口が達者なひとだなぁ、ほんと朔間先輩の弟さんなんだ～って実感します」
零も凛月も口が達者。わたし覚えた。

ゆうた「アニキ、すごいんですよ。何でも、俺より上手にできるんです」
遺伝子も生まれ育った環境も同じもう一人の自分がいて、その人がなんでも私より高レベルでこなせていたら…素直に「すごいんですよ」って言えるだろうか。ゆうたくんが嫉妬してしまうのも無理はない。
だがそれが、もう一人に負担をかけないように、「なんでも代わりに引き受けてきたからこそ身に着けた能力」だと分かったら、なんだか情けないようなありがたいような、複雑な気持ちになりそう。ゆうたくんは、よくそこまで気づけたね。

・ゆうた「むしろ俺なんか、いなかったほうが良かったのかも……な～んて♪」
ひなたくんもゆうたくんも相手をすごく大事にしてるのに、なかなかうまくいかない。

・凛月「『兄』という生き物は、『弟』が存在しなければ生きてる価値がないの」「『弟』のために生きて、努力して、それで死ぬのが役目の憐れな存在」
ゆうたくんを励ます凛月のあまりの身勝手さに笑っちゃった。これぐらい自分本位にふっきれたら楽になりそう。
「あいつらは『弟』の奴隷」


・ゆうた「俺は『お兄ちゃん』だったかもしれないのに。あいつが、『ひなたくん』が得るはずだったものをぜんぶ奪ってきたかもしれないんだ」
ひなたくんが得るはずのものを奪ってきたのかも、と悩むゆうたくんに、『喧嘩祭』で「僕は敬人の夢を奪って…」と自己嫌悪していた英智を思い出す。いや、ほんとは違うからね！　いっぺん本人に聞いてみて～！　もっと意思疎通ができていたら、こんなにこじれなかったのに…。

・凛月「いいよ。ま～くんの頼みだし、暇つぶしにもなるし」
普段はあまり助けを求めてこない真緒くんが、助けを求めてくれてうれしそうな凛月。

「暗中模索」

第１話、『秘密の部屋』で零がひなたと話している。

・零「スタッフ側には我輩のスパイを紛れ込ませておる」
ここで言ってるスパイって敬人のことだったのかな。

・零「こういう外道なやりくちというか、裏技はあまり『UNDEAD』の子らには教えたくないからのう」
零は優しい先輩で味方、というイメージだから外道なんて思ってないけど、そういえばメインストーリーのTrickstarはまさに裏技といった方法で勝利を得てたね。

・零「かつての死者は不死者となり、そしていつかは生者と成る」
『デッドマンズ』の晃牙が『UNDEAD』になったことを言ってるのかな。じゃあ来年のユニット名は『リビング』とかになる…？（たぶんならない）

・零「あの子らは、汚れてはおらぬ、無垢なる赤ん坊じゃ。我輩は、それを牡丹灯籠のように育てたかったんじゃ」
『牡丹灯籠』は怪談で、人間と恋に落ちた亡霊の話らしい。知らなかった。（牡丹灯籠－Wikipedia）
吸血鬼の自分を亡霊のお露に重ねて見てるのかな。私は朔間兄弟はほんとに人間じゃないと思ってます。


第２～４話、廊下で転校生と話す真緒のシーン。

・真緒「あのひとぺらぺら喋るわりに、真意は掴めないっていうか」
真意がつかめないと言いつつも、その零の本心を信じてるところに絆を感じる。

・真緒「本当にあのひとが悪人で、俺たちを陥れるようなことをすると思うか？」「万が一そうだったとしても、あのひとがこれまで俺たちにしてくれたことの価値は変わらない」
こんなふうにフォロー入れてくれなかったら、わたしは深読みして「ほんとうに零は転校生の敵なのでは…！」とか言い出してたかもしれない。
真緒くんの光のパワーに目がくらむ。零の、単に手を差し伸べるのではない、後輩たちの成長を促すようなやり方に込められた真意にも気づいている。
「わけのわかんない悪人なら……。ぶっ飛ばして退治してやればいい」


・真緒「あのひとが悪役ぶって与えてくれた試練だ」
真緒くんは零のことを信じてるからこんなふうに「悪役ぶってる」という発想ができるんだろうな。

悪役ぶってるって言うと英智を思い出さずにはいられない…七夕で兎の肉が云々、と宗くんをたきつけてたの、あれ、悪役ぶってたんだよ…（ネットで見かけた批判の声を思い出して凹んでいる）　まぁあれが英智の本心だったとしても、私それはそれでアリです。

・二階の窓から壁づたいに逃走する宙
宙くんの身体能力すごい。生命力にあふれている。

・夏目「君はサリーって呼ぶな～みたいな反発はしないんだネ」
真緒くんは夏目くんの『魔法』が通じにくいタイプらしい。

・夏目「嘘と真実のあわいのなかにこそ愉悦は存在すル♪」
「あわい」とは、あいだのこと。
嘘と真実の間とは…2.5次元舞台のことかな？（すっとぼけ）

・夏目「君はボクがいるべき位置にまんまと収まった憎たらしいやつだからネェ、魔法使いのサリーくん♪」
真緒くんが「サリー」と呼ばれてるから、五奇人の「まほうつかいさん」（奏汰くんの発言）はもしかして真緒くんなのでは？　っていう考察も昔見かけたなぁ。
魔法使いサリーと聞くと主題歌が流れる。（魔法使いサリー　東映アニメーション公式YouTubeチャンネル）

夏目くんの言う「ボクがいるべき位置」って、どこを指しているんだろう。朔間兄弟、というか零の近く？　それともDDDでfineを負かしてＳＳへの出場したこと？　両方かな。天敵とまで言われている。宿敵じゃなくて天敵。
そのふたつ以外の、生徒会や次期生徒会長という肩書きには夏目くんはたぶん惹かれないよね。英智のこと嫌ってるだろうし。
真緒くんは心当たりがなくてピンと来てない。
「だから、何の話だよ……」

（2017/12/01追記：夏目は「Trickstarのメンバーであること」をうらやましがっているのかもしれない。転校生ちゃんもいちばんTrickstarの近くにいるだろうし）






・夏目「ボクごときに翻弄されるようでハ、とても零にいさんの相手なんか務まらないからネ♪」
零を慕って、実力を信用してるのが感じられてほんとかわいい。

・夏目「バイバ～イ♪」
別れの挨拶、気取ってなくてかわいい。

・夏目くんの声帯模写
声帯模写ができるなんてさすが日々樹渉の弟子。それに敬人が真緒くんにどう接するか分かってるんだね。抗争時代に敵方の勢力の分析をしていたからかな。大豆が苦手なことも把握してる。日日日先生の筆で台詞書いてもらえるし（？）、すごく有利。

・夏目「直接戦闘は苦手だから目くらましをしたヨ♪」
照明まで操る夏目くんとの戦闘、あんスタが古き良きRPGだったら最初の難関になりそう。でも真緒くんがパーティにいればトリックが見破れる！　忘れずに仲間に入れておこう！（？）
豆を念のために当てておいたりするところも頼もしい。
この章のタイトル『暗中模索』は、比喩も意味してるんだろうけど、ここで本当に「暗闇の中で手探りして」解決策を見つけようとしてるね。

・夏目「ボクに嘘をついてほしくないなラ、舌を切り取るぐらいしないと駄目だヨ」
嘘と本音の合わせ鏡、皮肉屋で天邪鬼なのが夏目くんのアイデンティティだもんな！（逆先夏目キャラ紹介－あんスタ公式サイト）

・夏目「今回はネェ、たまたま人の世に生まれてしまった不運な鬼っ子たち……『2wink』が物語の主人公なんだヨ」
「鬼っ子」とは、両親に似ない子のこと。
葵兄弟が双子であることこそが「両親に似てない」要素なのかと思ったけど、一人ひとりも本当に親に似てない感じなのかな。アイドルとしてキラキラ活躍している面だけ見ていると分からないけど、葵兄弟が父親に愛されていないさまを見るのつらい。

・夏目からスマホでメッセージを受け取る零
あの零が、スマホを使えるようになってる！！


第５～６話、秘密の部屋から地下書庫に出てきたひなたと零。

・零「凛月に殺されるなら本望じゃが、」
凛月のこと、ほんとに溺愛してるな～！

 ・零「『弟』には格好良いところだけを見せたいと思っておるかぎり……だんだん見せられるところが減っていって」
零が「おじいちゃん」キャラになってしまったのも、かっこ悪い自分をさらけ出すようになったことの表れなのかな。

・凛月「俺は兄者を確実に仕留めることに集中する」
凛月も（本気じゃないとは思うけど）けっこうかなり物騒。

・ひなた「面倒くさいことはぜんぶ、お兄ちゃんが片付けとくからね……♪」
・ゆうた「いつどこで誰がそんなことを、アニキに頼んだの……？」
献身的すぎるひなたくんの愛。ゆうたくんには重荷になっているんだと思う。

・凛月「この『福豆ガトリング砲』は、一分間に六百発の豆を高速で射出する！」「とりあえず死んじゃってね～」
このガトリング砲ってやつ、かなり重いのではって言われてるね。棺桶のふたを盾にする零といい、朔間兄弟はすごい腕力。

それにしても夏目くんなんでもできるな～！　阿笠博士やニトロ博士（モンタナ・ジョーンズ－ニコニコ大百科）みたいになんでも発明してくれそう。かわいいだけじゃなくて便利。これからもストーリーで夏目くんがいっぱい活躍してくれそうで期待。

ところで私がこうやってちょくちょく懐かし漫画・アニメを引用するのはいい歳だからなんだけど、「年齢拒否」のかたがいたら逃げてくださいね！　先月ツイッターで話題になったやつ。　（参考：SNSで「年齢拒否」というワードが物議－niftyニュース）

・凛月「兄者が目を逸らしてるうちに、俺もけっこう変わっちゃったよ？」　
凛月が「優しい子」から今のような性格に変わってしまったのは、零が目を逸らしたから、のようだ。
海外の姉妹校の人たちに救いの手を差し伸べているとき、家族のことはほったらかしにしていて、そのせいで凛月との関係がこじれたのか。
「いつもいつも詰めが甘いんだよねぇ、兄者は……！」

「昔の優しい凛月に戻っておくれ～……！？」

・凛月「傲慢だよねぇ、『兄』が『弟』の何を知ってるっていうの？　優しいとか何とか、勝手にあれこれ決めつけてさ！」
葵兄弟も朔間兄弟も弟側が不満に思ってることは似ているようだ。兄が弟に重い「愛」を押し付けてて、弟と正面から向き合わず、弟はこう思ってるだろうという勝手な想像をしている……　


「比翼連理」

比翼連理―故事ことわざ辞典
比翼連理という言葉は中国唐代の詩人・白居易の詩、『長恨歌』の一節、「天に在りては願わくは比翼の鳥と作らん、地に在りては連理の枝と為らん」に基づいているそう。

元は男女の愛が深いことのたとえだけど、ここでは葵兄弟のことを指しているのだと思う。
ペアでないと飛べない比翼の鳥のように、ふたり一緒にいるからこそ、羽ばたける。


第１～２話、校舎の外でゆうたが宙とひなたを追いかけている。

・ゆうた「（あのひと子供のころから、俺から逃げ回ってばっかりだもん）」「俺にとっての、自分の価値をぜんぜん理解してない！」
ひなたくんは昔からよく逃げてたらしい。ゆうたくんはそれをもどかしく思っている様子。
「待て～！　アニキ！」

・真緒「スパイみたいなのが混じってるみたいでさ」「俺は昔から二重スパイみたいな立場だったから気づいたけどさ」
生徒会とTrickstarの板挟みになってた真緒くん。夏目くんと零の企みにも感づいてる。強いぞ…。敵に回したくない。次期生徒会長の器は伊達じゃない。

・真緒「転校生とか副会長とかの、信用できる人間と連絡を取りあいながら」
と思ったら、敬人を信用してしまっていた。騙されてるぞ～！　忍くんとその忍くんの友達のゆうたくんは悪人じゃない、と言っていてジーンときた。

・真緒「あいつら、最近はわりと仲良くしてたんだよ」「な～んか演技っぽいっていうか、極端に仲の悪さを強調してる感じがする」
朔間兄弟の料理、見た目がヤバそう…。
凛月が知っていて、さりげなく手助けしてる「兄貴の真意」っていったい何なんだろう。今回の【節分祭】で葵兄弟の仲を修復しようと計画してること？
「和気藹々と喋ったり一緒に料理したりしてたぞ」

・真緒「凛月は兄貴に対してはツンデレっていうか、ちっちゃい子みたいな態度をとるから」
凛月は零にツンデレな態度。真緒くんが言うならきっと間違いない。（幼なじみのキャラに寄せる絶大な信頼）

零も「真緒くんがいうなら」と真緒くんのことを信頼していた。
プロデュースコースより


・ゆうた「アニキは俺の鏡なんです」
ひなたくんがいないと自分の顔もわからなくなる、やるべきことを手取り足取り教えてもらわないとわからない…というのはちょっとお兄ちゃんに依存しすぎかもしれないな。「依存」についてはあとでもうちょっと語ります。
小さいころは鬼ごっこもかくれんぼもままごともしたことがなく、世間からずれた子供だったと言っている。

・ひなた「ちっちゃい子供のころに宙くんと出会えていたら良かったのに」「そうしたらもうちょっと人間らしく育てたのかな」
・宙「ずれてたから、変なところで出会って知りあえてお友達になれたんです」
過去を振り返って後悔するひなたくんと、そういう過去があったからこそ今がある。みんなにはできない経験をすることができた、と肯定してくれる宙くん。
元主が殺される歴史を守り、歴史改変を阻止しようとする刀剣男士の物語にも通じるものがあるね。（とうらぶ）

・宙「それが宙の『魔法』です！」「苦しいなら、居心地が悪いなら、ひなちゃん自身が変わらなくっちゃ！」
おおお…胸にしみる。宙くんの魔法、ありがたいね…！　ほんと、宙くんが元気に笑ってくれるだけで心があったかくなるよ。
「ひなちゃんも幸せになれます」


第３話、保健室に零を運ぶ凛月。

・零「我輩が盾にできるような位置に棺桶を置いてくれたようじゃしのう」
あの棺桶、凛月が運んだのか！　優しい。
「口では辛辣なことを言いながらも」

・零「かわゆい凛月♪　添い寝しておくれ、ちいさな子供のころのように……☆」
これで思い出すのは、「喧嘩をしよう、ちいさな男の子のように」、と『喧嘩祭』で敬人と英智が言ってた決め台詞（？）。喧嘩祭は最近読んだのでまだ覚えてます。

・零「蓮巳くん。……予定どおり、保健室で合流できたのう♪」
・敬人「さしもの衣更でも……。俺と貴様の繋がりについては、勘づいていないだろう」
敬人が零や晃牙と組んでいたユニット、『デッドマンズ』の活動時期は一瞬だったのか。夢ノ咲学院の変革はデッドマンズでは叶わなかったらしい。
真緒くん、あんスタ公式サイトの敬人のプロフィールを見れば、「朔間零とは昔からの友人」とか、元ユニットの欄に零と晃牙が掲載されてるよ。
入学前、零と敬人はどこで繋がったんだろう。学年も違うのに。寺？

・敬人「俺たちは過去の地層の上に立っている。そのすべてを『なかったこと』にしてしまえば、歩くこともできん」
さっき宙くんもそういうことを言ってたね。恥ずかしくてもつらくても、そういう過去があるからこそ今の自分たちがある。

・敬人「憎悪や苛立ち、劣等感なども前へ進むための推進力になりうる」
清濁併せ呑む、というかこういう考え方はやはり英智と似てる。敬人は他人のネガティブな感情を利用しようとまではしないと思うけど。

・敬人「貴様が、衣更の何を知っている？」
・凛月「あんたごときが、ま～くんの何を知ってるっていうの？」
ふたりして零を責めてる。
いや～ほんと、耳が痛いな。プレイ日記と称して文章を書いてきたけど、私が夢ノ咲の子たちの何を知ってるっていうんだろう。何も知りません。自分が見た断片的なエピソードから「こういう子かな？」と思った推測を書きなぐってるだけ。間違ってたらどんどん指摘してくださいね！

・敬人「民の信望を喪えば暴力などで屈従させるしかなく、容易に独裁政権を生む。あいつを、俺たちの辿った地獄の道行きに引きずりこみたくはない」
敬人は、現生徒会がかつて独裁政権で、地獄の道行きを歩んできたことを認めているんだな。これ、暗に英智には「民の信望」が得られなかったと言っているよね……つらい。
後輩には平和に過ごしてほしいと願っているのが切ない。もうすぐ３年生は卒業しちゃうもんなぁ。


第４～５話、屋上にいるひなたを見つけたゆうた。

・ひなた「不気味な先祖返り、他のやつらとはちがう。お父さんにも、気持ち悪いって言われたよね」「俺たちは『普通のキリン』にはなれない」
自分たちは他のみんなと違う生き物だと感じ、世間のみんなに評価され、賞賛されても、苦しくて寂しいと思っているひなたくん。見分けがつかなくて親に気持ちわるがられるなんて、つらすぎる……
でもこういう気持ちで苦しんでる子、実はすごく多いんじゃないかなぁ。みんなと同じになんかならなくていいのに。
「ひとりになれば、他のみんなと『同じ』になれるからね」

・ゆうた「俺は絶対に、あのひとのことを死んでも許さない。親だとは認めない」
・ひなた「じゃあ俺は認めて、許すよ」
ひどい仕打ちをした父親を許さない、と言い張るゆうたくん。誰かをひどく憎むことは自分の中にそういう負の自分を抱えて生きていくことだから、解放されてほしいけど、まだ15歳だしそこまで達観できないか。
ひなたくんはバランスをとるかのように逆のことを言ってるが…

・ゆうた「あんたは『俺』を見ないふりして無理にねじ曲げてゴミ袋に包んで捨てたんだ」「あんたは無許可で、いつでも『俺の半分』を捨てるんだ」
本当は趣味嗜好も同じ、考え方も同じらしかったふたりなのに、無理してひなたくんはゆうたくんと違うほうを選んでいるらしい。
ひなたくんが自分を押し殺したり、いなくなろうとしたことを、ゆうたくんは、ゆうたくん自身が捨てられてしまうような残酷な仕打ちに感じていた。
ひなたくんという存在は「ふつうの人」になるための邪魔な存在ではなく、右半身そのものだった。葵兄弟は比翼の鳥だ。

・ゆうた「俺たちはひとりひとりが他のみんなより優れてるんでしょ。だったら、そのふたりが手を組んだらもう無敵じゃない？」
どんな夢でも『ふたりがかり』でやれば叶えられるというゆうたくん。天才か。最強のパートナーだ。いきなり突破口が見つかった感じ。

・ゆうたくん「いろんなひとに相談して知恵を貸してもらおうよ」「いつの間にか『ふたりぼっち』じゃなくなってたんだよね」
三人寄れば文殊の知恵。ひとりでは解決できないことも、他の人の力を借りたらすんなりうまくいくかもしれない。素直に人に助けを求められる人は賢明だ。

双子がお互いにのみ「依存」している状態はとても危ういけど、こうやっていろんな人と関わっていけるようになってよかった。
先日「自立とは依存先の分散である」というコラムを読んだのでリンク貼っておきます。（視点・論点　「〝自立”について」）


エピローグ

節分祭のステージ。最後のステージの前に真緒と敬人が話している。

敬人「【節分祭】はおおむね『本来の企画書』通りに進行していた」「常に裏を読み万事に備えろ」
そんな無茶な…という気がするけれど、たしかに為政者となるからには表に出てこない誰かの思惑を読み取る能力も必要そうだ。真緒くんなら大丈夫そう。

・敬人「豆は本当に苦手なんだ。昔、色々あってな……貴様と同じように吸血鬼の手のひらの上で踊らされて、一生ぶんの恥をかいた」
吸血鬼って零のことかな。大豆でどんな恥ずかしい目に遭わされたんだろう。このへんのエピソードは追憶で来る？

・真緒「双子の抱えてる悩みをみんなに共有したかったみたいですけど」
あの深刻な双子の悩みをみんなに共有するなんて、夢ノ咲校内放送恐ろしいな…。

・敬人「朔間さんは人類のすべてを救えるヒーローじゃない」「最初からそれを弁（わきま）えていれば話はちがっていたんだろうな」
去年、零が外国の姉妹校のトラブルを自ら解決しようと夢ノ咲を留守にしたせいで、英智の思うがままの展開になってしまったことを指しているんだろう。
てかあれは敬人の脚本じゃなかったか。昔からの友人で元ユニット仲間で、DDDの頃は敵対してたけど今はこうやって一緒に悪だくみ（？）してる仲だし、敬人は零とどういう仲？　基本的に仲いいと思っていいかな。

・敬人「あの子たちも夢ノ咲学院の生徒でありアイドルだ。守り、支え、協力するのが生徒会の仕事だろう」
敬人があれこれ企んだり奔走したり説教したりしてるのは、私利私欲のためじゃない。夢ノ咲の生徒たち、アイドルのため。

・夏目「豆を集めて丁寧に洗浄しテ、お菓子にしたんだヨ」
洗ってあるとはいえ地面にまかれた豆か…うーん…最近消化能力めっちゃ落ちてる（歳のせい）から危なそうだなぁ…とも思うけど、アイドルが撒いてアイドルにぶつかり夏目くんと宙くんがお菓子にしてくれたお菓子だなんて。喜んで食べます。夏目くんや宙くん、ひなたくんも料理できるんだね。いいね。

・夏目「情報をどこまで公開するかとかハ、君の手腕が問われているよ、『プロデューサー』ちゃん」
双子の悩みをどこまで公開するか、転校生に委ねられてるの…！？　責任、重大すぎやしませんか。人生を左右するよ。
ここで夏目くんがフォント変えてるけど、そのタイミングがまだよく分からない。決め台詞？

「複雑怪奇にこんがらがった方程式に君がどんな解を提示するのか……」

・真緒「むしろワクワクするよ、来年度の夢ノ咲学院にも乞うご期待って感じ♪」
順風満帆とはいかなさそうな生活も、楽しみにしている真緒くん。器がデカい。
この台詞、2016年のこの時期に読んでたら「４月になったら真緒くんが生徒会長の一年が始まっちゃうの？　３年生は卒業しちゃうの？」と戦々恐々としたと思う。３年生、いつまでも卒業しないで。


エピローグ③④、梅の精の衣装に着替えたゆうたとひなた。

・ひなた「『お兄ちゃん』のいけず！」
さっきから気になってたんだけど、ほんとはゆうたくんがお兄ちゃんだったの？　先に生まれたほうを「弟」にするという日本の古来の風習的なやつ？

・ゆうた「舞台の上にいれば、誰も俺たちを変なふうには見ない」「変でこそ好かれたりもする、不思議で有り難い居場所」
ステージが、『みんな』と違うことで苦しんでいたふたりにとって、居場所になっていてよかった。
アイドルでいることを喜んで、楽しんでくれていると思うと我々ファンもうれしい。

・ひなた「君が望むならいつまでも、ゆうたくん」
プロポーズみたいだ。

・零「我輩の愛し子たちよ……苦難を乗り越えて逞（たくま）しく強く、健やかに育っておくれ」
まるで優しい親のように、後輩の双子を見守る零。
３年生たちがいなくなること想像するだけでめちゃくちゃ寂しい。
「老兵は死なず、ただ去るのみ」

・ゆうた「どれだけ険悪になっても、『朔間兄弟』をお手本にして仲直りしてみせますよ」
凛月と零が（本当はちょっと仲良くなってるのに）今も険悪な仲のフリをしてるのは、お手本にしてもらうためだったのかー！？

・零「優しさと愛を慈雨のように注ぎ、無数の花を咲かせるが良い♪」
凛月、もしかして零が卒業したらツンツンした態度をやめて慈愛あふれる先輩になったりするのかな？　そんな凛月もちょっと見てみたい。
「できる範囲でがんばってみるけど」

そういえばプロデュースコースで、零の歳が「19歳」だと判明してホッとした。留年は１年だけだったんだね。
プロデュースコースより


・ひなた「双子は古来、吉兆のしるし！」
ひなたくんが双子であることを売りにして、誇れるようになってて良かった！　
「ふたりでひとつの双子アイドル、『2wink』っていいます！」

「見たひとはみんな幸せになるっ」

対になってるっぽいふたりのスチル、きれいだし華やかでいいね！　大団円、ハッピーエンドです！

『喧嘩祭』が英智と敬人にとってそうだったように、今回の【節分祭】は兄弟の絆の転換点だったように思います。サブタイトルにも兄弟って入ってるね。

日日日先生のツイッターを見に行ったら、敬人が面白がられていた。豆で追っ払える敬人。

明日から一段と寒いみたいだね。みなさん体調崩さないよう気を付けてくださいね～！




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