天祥院英智と夜神月の共通点を探す

(おまけ)先日、インスタで流行ってる?らしい「Buddy Meter」というサイトで、英智くんクイズを作ってみた。良かったら遊んでみてくださいね!(こちら
解答は後日upします。
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『あんスタ』を、天祥院英智を知らない世界線の私へ。
英智は夜神月に似てる。月(=キラ)が好きだからきっと英智も好きになるよ。
どういうところが似てるか独断でまとめたから、参考にしてぜひあんスタをインストールしてください。ちなみに知ってる世界線にいる私は大変なことになっています。




※以下、漫画『DEATH NOTE』1~12巻と13巻(公式マニュアル)や『あんスタ』のネタバレを含みます。
下記の引用元は『DEATH NOTE』は通常漫画版、『あんスタ』はアプリ内のストーリーまたはノベライズです。
※「page.xx」は本のノンブルではなく、DEATH NOTE特有の話数の表記。(例 page.10=第十話)


月と英智の共通点―①性格・能力

策略家で口達者

なんと言っても物語のなかで一番際立っている二人の特徴はこれ。
頭脳を武器に幾通りにも策を巡らせ、巧みに弁舌をふるい、目的を達成していく。
英智が策略家なのは公式サイトのプロフィール欄にも記述あり。

理想と信念

二人はより良い"新世界"を目指していた。そのために自らの時間、思考、人生すべてを捧げた。
月が新世界を創ろうとした理由も、英智が学院を改革しようとしたのも、既存の世界で虐げられていた善良な人々に心を痛めていたから、だ。
ただ、他人の犠牲を伴う彼らのやり方には賛否両論あり、否定する人のほうが多いように思う。ただ非道な手段をとったことについては、二人とも罪悪感にさいなまれている。(月は次第に麻痺していったようだが)
月「問題は…精神力… たった二人だけでこれだ…」
「い いや やめちゃ駄目だ… 精神や命を犠牲にしてでも 誰かがやらなくてはいけないんだ!! このままじゃいけないんだ」
「さすがに夜はうなされて眠れないし この五日で4キロ痩せたよ」(1巻 page.1「退屈」)
英智「サンタクロースは公平だね。僕に与えられるのは、孤独と、苦痛と、後悔と 暗闇だけだ」(ジングルベル プロローグ) 

『DEATH NOTE』のOP曲だった「the WORLD」の歌詞(こちら)と、fineのユニットソング「Neo Sanctuary」の歌詞(こちら)もイメージが似ている。愛、罪、悪、終わり、新世界、楽園……
「the WORLD」にある「こわれた救世主」というフレーズに、巴日和が英智を「おかしくなってた」と言ってたり、三毛縞斑が「君は偽物の英雄だ」と言っていたのを思いだす。
コンチェルト 誰が為の葬送曲/第六話

「正義」と悪

彼らは自分の行為が100%正しい、とは思っていない。だが、その道を突き進んでいった。
月「キラは殺人犯だが正義を気取っている…」(8巻 page.62 「決断」)
月「しかしきっとキラもわかっているんだ 自分がやっている事が悪だという事を しかし自分が犠牲になってでも世の中を変える… それがキラの選んだ真の正義………………」(9巻 page.75 「認知」)

また、「勝った者が"正義"になる」とも考えていたようだ。
月「結果がすべてになるくらいに考えるべきだ キラを捕まえればキラは悪 キラが世界を支配すればキラは正義」(9巻 page.75 「認知」)
英智「物語を紡ぐのは勝者であり、生存者だ…… 悪役として記録されないように、生き延びて勝ちつづけようか」(チェックメイト 孤独な玉座/第三話) 

そんなふうに血まみれの覇道を突き進む月(=キラ)や英智が歩みを止めるには、勝負に負け、彼ら自身が敗北を認める以外になかった。
ニア「もう ただキラとしての証拠を挙げればいいという段階ではないんです キラを止めるには キラがまだ顔も知らないこの私が キラの完全なる負けを目の前に突きつけるしかないんです」(11巻 page.94「外」)
英智「いいだろう、もはや言葉は無用だね。どちらの理想が正しいか――どちらの信念が強いのかは、神のみぞ知る。……決着をつけよう、『Trickstar』」(4巻 P.320)

ちなみに月のアルファベット表記は、「正しい」を意味する「Right」ではなく「Light」である。物語のなかでキラは正しき者であるようには描かれていなかった。(やたら悪い顔してたし)だが、キラにすがるキラ信者たちの心の「光」にはなっていただろう。

負けず嫌い

L「キラは幼稚で負けず嫌いだ そう…私も幼稚で負けず嫌い… だからわかる…」(2巻 page.11「一」)
英智「舞台に立つからには勝つよ。僕、負けるのは大っ嫌いだからね」
( チェックメイト 孤独な玉座/第四話) 
二人とも負けず嫌いで、強いライバルと闘って倒したいという欲求を持っている。敵対する相手は強ければ強いほどいい、そうでないと勝つ意味がない、と考えている。
月「こんなに簡単に… やはり竜崎がいないとぬるい…」(7巻 page.59 「零」)
月「Lの後継者だと… 僕はまだ Lと戦って… ニア… メロ… L… 何かゾクゾクしてきたよ」(8巻 page.66「死亡」)
月は最大のライバルであるL(=竜崎)を葬ることに成功したが、Lがいないと張り合いがなくてつまらなく思っていた。自分の命が脅かされるというのに、後継者のニアとメロの登場に喜んでさえいる。こういう心境はよく分からないけど、男性的な闘争本能に駆り立てられているのだろうか? 上昇志向?

英智も、自分を高めるために強敵と闘いたがっている。
英智「僕は、最高の状態の君たちと戦いたい。それを踏みつぶし、飲み干すことで、僕は最大のちからを得られる」(メインストーリー 第百二十六話「決意」) 
英智「天才は埋もれず、その輝きを正当に評価されてほしい。踏み台は高く、敵は強いほうがいい でなければ、いずれ彼らを討ち果たした際の、僕の勝利の価値すら低くなる」(チェックメイト 孤独な玉座/第三話) 


純粋で裕福な子供

月の母「ライト 何か欲しい物はない? 何でも言って」月「ないよ 母さん (欲しい物は手に入った…)」(1巻 page.1「退屈」)
英智「お金も、湯水のように使っていたよ。欲しいものは、すべて手に入れてきた」(喧嘩祭 邯鄲の夢/第一話) 
二人はいわゆる「お坊ちゃん」で、お金で買えるようなものは望めばすべて手に入るような裕福な暮らしをしていた。
一人称は「僕」。口調も柔らかく、一見真面目そうな優等生だ。

大量殺人者・キラをどんな人物だと予想しているか訊かれ、月はこう答えた。
月「キラは…… 裕福な子供」「どこか純粋さを持っていて何不自由なく暮らしている裕福な子供だ」(3巻 page.22「不幸」)
犯罪者を裁くことを見せしめにして世の中を良くしようと考え、それを実行するのはきっと十代の子供……という推理だった。大人なら私利私欲のためだけに使うだろう、と。月は自分の子供っぽさを自覚していた。

英智も同じで、子供みたいだと時折言われている。
英智「『皇帝』とはそういうものだよ、鬼龍くん。権力をもっているだけの、我が侭な子供なのさ……」(反逆!王の騎行 騎士殺し/第四話) 
ミルキーウェイ エピローグ②

彼らは腐敗した人を許せない、子供みたいな純粋さを持つゆえに、暴走して悲劇を招いたのかもしれない。
月「世の中腐ってる 腐ってる奴は死んだ方がいい」(1巻 page.1「退屈」)
死神 レム「今思えば夜神月はミサと同じくらい純粋なのかもしれない 夜神月は自分の為ではなくあくまでも人間界を良くする為にノートを使っていた…」(6巻 page.47「先走」)

「ルール」

「ルールとは いつの世界も 神とされるものによって創られるものだ」(7巻 page.55「創造」) 
ノートに偽のルールを追記することで、Lと捜査本部を欺いた月。

英智も生徒会の権力を強め、校則の改正をし、ドリフェスのルールを創ることで学院の頂点に立った。
零「あはは。気安く話しかけてんじゃね~ぞ、根暗野郎 ルールを意のままにできる立場を得てご満悦みたいだけどよ~、神さまにでもなったつもりか?」(エレメント 灰は空に帰す/第三話)
英智「(カジノは、胴元が儲かるようにできている。構図を、物差しをつくって…… それを唯一、扱える僕たち『fine』が勝利を重ねるのは当然の帰結だね)」(エレメント 灰は空に帰す/第一話)

「神」、人間を超越した存在

彼らは自らが創る新しい世界での「神」の座を目指した。周囲の人には人間を超越した存在や、恐ろしい怪物のように言われている。
月「そして僕は 新世界の神となる」(1巻 page.1「退屈」)
L「キラの精神は既に神の域に達している 顔色ひとつ変えず 悪人を裁いている」(3巻 page.18 「視線」)
死神 レム「しかし夜神月… 死神をも殺すとは… 死神を超えている…」(7巻 page.58「胸中」)
英智「今日も僕は征こう。明日も明後日もいつまでも、さらなる高みを目指して。孤独な頂へ、すべてを改革できる神さまみたいな位置へ――」(2巻 Daydream P.277)
零「俺たちのことを人間じゃないみたいに言ったのはおまえだから、せめて甘んじて聞けよ 天祥院英智くん、だっけ。……おまえ、とっくの昔に『こっち側』だよ」(エレメント 灰は空に帰す/第四話) 


カリスマ性

英智「いいや。僕はまちがっていない、今でもそう思うよ。かつて無秩序だった夢ノ咲学院を変革するには、圧倒的な統治者が必要だった。すべてを統一し、君臨する『皇帝』が」(メインストーリー 第百二十三話「覇道」)
二人は世の中の「大衆」を意識して生きている。そしてその大衆を導く者になる決意をしていて、世の中にはすでに彼らを崇拝している者がいる。
月にはキラ信者、ミサ、高田、魅上がいる。
英智にはfineシンパ(中にはライバルへの妨害工作を行うような過激な輩も)、財界の人々、桃李、司がいる。

特にミサと桃李は、彼らに心酔している。
ミサ「ライトの事は愛してるよ…そう死ぬほど」「ライトが死んだらミサ 生きてけないよ…」(6巻 page.47 「先走」)
桃李「神さまのように不可侵なひとなの!」(フラワーフェス 天使/第一話)
「英智さまはボクのすべてだもん、軽蔑されたら生きていけない」(ジングルベル baby talk/第六話) 

演技力

口が立つだけではなく、高い演技力で周囲の目をあざむいてきた二人。危うい局面を(内心ひやひやしつつも)ハッタリで乗り切ることもある。

だがたまにそれを「芝居がかっている」「台詞じみた口調」ととられることもある。
L「とても演技だとは思えない… いや演技だとしたら臭すぎる…」(3巻 page.22「不幸」)
なずな「ますます演劇っぽいこと言ってる……天祥院は渉ちんと仲良いんだっけ? だから、いちいち大げさな物言いをするのかな~?」
英智「どうだろうね。僕は昔からこうだったと思うけれど」(星夜祭 エピローグ) 

退屈

死神リュークがデスノートを人間界に落としたのも、月がそれを拾い使ったのも、きっかけは「退屈だったから」だ。物語のラスト、リュークが月に失望して名前をノートに書くシーンにはそれを思い出させる台詞がある。
リューク「おまえは終わりだ 結構長い間 互いの退屈しのぎになったじゃないか 色々面白かったぜ」(12巻 page.107 「幕」)
英智も退屈を嫌い、安定した状態を停滞とも考えて、刺激を欲している。
ティーパーティ 夢のつづきを/第六話

挑戦したい、成長したい、わくわくドキドキしたい、いろんな経験をしたい……という気持ちからだろうか。若者らしい欲求だ。若い子はそうでなくちゃ。
英智「『Trickstar』が出てきてくれるまで間があいたからね…… 僕はもう退屈で退屈で、死にそうだったよ だからね。最近はとっても幸せなんだよ、満ち足りている」
(反逆!王の騎行 騎士殺し/第四話)
英智「僕たち『fine』はバランスがとれすぎている、完璧な分子構造をもつ宝石のようにね だから刺激をくわえる、さもなければ成長はありえないのだから」
(スーパーノヴァ 不安と希望/第三話)

プラス思考

リューク「おまえって本当はものすごくプラス思考な人間なのかもしれないな…」
月「はは 当たり前じゃないか 前向きじゃなきゃ自ら世界を良くしようなんて思わないよ」(1巻 page.5「眼球」)
英智「僕の長所は前向きなところでね 自分に打ち克つことを信念にしているんだ」(通常プロデュース 3-A 天祥院英智[得意な心]) 


性格が悪い

二人は、周りの人に性格が悪いとか悪巧みしがちだとか思われている。こんなにはっきり言われるなんて、やっぱり彼らは「悪役」「ダークヒーロー」なんだなぁ、と分かる。(言われていなくても明白だけど)
月「そして僕が認めた真面目で心の優しい人間だけの世界をつくる」
死神 リューク「そんな事したら性格悪いのおまえだけになるぞ…………」(1巻 page.1「退屈」)
零「他人の心を希望を夢を噛み砕き、貪り喰らい、取りこんで己のものにする。邪悪な夢魔のごとき、覇者じゃよ」
渉「奇襲、闇討ち、騙し討ち……何でもござれの大盤振る舞いでしたからね! あぁ恐ろしい、どんな生涯を歩めばあのように悪意に凝り固まってしまうのでしょう?」(追憶*マリオネット Masquerade/第二話)

大衆を下に見ている

月「言ってもわからぬ 馬鹿ばかり……」(12巻 page.105 「無理」)
英智「みんな、ころりと信じこんだよ 大昔の独裁者が言ったように……本当に、大衆は豚だね」(エレメント 灰は空に帰す/第一話)
二人は世の中にはびこる悪人や愚かで怠惰な民衆を蔑み嫌悪していて、そんな人間は排除されるべきだと考えている。自分はそちら側ではない、選べる立場の人間だと思っているなんて、傲慢だね!
でも凶悪犯罪を起こした人や自分に酷いことをした人、ひとの善意に寄生して生きているような輩に対して、同じような気持ちを抱いたことがある人は少なくないと思う。だからこそ月や英智の主張も一理あるかも……と感じられる。
英智「それでもなお、自ら動こうとしない腑抜けなら……。本当に、生きている価値がない 健康な若い肉体を、人生を無駄にしているだけの、生ける屍だ 粉砕処理して肥料にして、美しい花を咲かせるための土壌にしてあげよう」
(チェックメイト  孤独な玉座/第三話)


矛盾した生き様

月「幸せになる権利 それは皆に平等にある いやなくてはならない それは他の人間を攻撃したり陥れたり ましてや殺す事で得るものではない」(12巻 page.105 「無理」)
暴力や殺人を否定する月。キラである自分だけは別、と考えているようだ。
矛盾した生き様といえば、天祥院英智。渉のこの台詞は英智の本質を言い表していると思う。
渉「あなたは、決して『悪』ではない。『正義』であるのに暴虐をふるい、他者の涙を夢をすべてを貪り喰ってしまう! 愛と憎悪。希望と絶望。夢と悪夢。矛盾し、相反した生き様を両立させています!」(メインストーリー 第百二十三話「覇道」)

「主人公」

月は"少年少女が憧れるような王道少年漫画"ではない、『DEATH NOTE』という物語の主人公だ。
英智はかつて、夢ノ咲学院の改革の物語の主人公だった。いや、メインストーリーでTrickstarが更なる革命を起こすまでは、まだ主人公だった。
「この夢ノ咲学院の――この世界の主人公が帰還すると同時に、すべてが動き始めた。」(3巻 P.225)
エレメント 地獄の沙汰も/第五話

天使になりたい、ジョーク

月「目でなく翼だったら本気で取引を考えたかもしれない… 『翼を持って空を自由に飛ぶ』なんて神らしいじゃないか… そして人類が古代から抱いてきた夢でもある」
リューク「翼が生えて空を飛んだら目立つだろ… それだけで警察に捕まりそうだが…」
月「今のは冗談だリューク」(1巻 page.6「操作」)
たぶんここで月が想像しているのは天使のような翼だろう。神らしいって言ってるから死神っぽい翼じゃないと思う。
天使みたいになりたいところも、『DEATH NOTE』がキリスト教的な世界と親和性が高いのも、『fine』の天祥院英智に通じるものがある。
英智「行こう、みんな。天使の翼を力強く羽ばたかせて、輝きのなかへと飛びだそう どこまでもどこまでも、行きたいところへと行こう みんなで一緒に、『fine』を始めよう」(ジングルベル surprise party/第六話)
3年生の英智はダジャレや冗談をよく口にするお茶目な先輩になっている。
英智「うん。実は社交ダンスのしすぎで入院していたんだ なんて、冗談だよ」(通常プロデュース 3-A 天祥院英智[得意な心]) 
4年目に本当に天使になった英智

死にたくない

月「いやだ死にたくない 死にたくない 死にたくない」(12巻 page.107 「幕」)
英智「嫌だ、まだ死ねない……。死にたくない、死にたくない……。死にたくない がんばらなくちゃ……がんばらなくちゃ……。大丈夫、大丈夫大丈夫……」(エレメント 灰は空に帰す/第六話) 
月と英智に限らず、生へ執着し命を惜しむのは人として当然の態度だけど、彼らは二重の意味で往生際が悪い。かっこ悪く、みじめに、必死に生き延びようとあがく姿は彼らの普段の毅然とした態度とはかけ離れている。それがどうしようもなく人間らしくて、胸を打つ。

絶大な力

デスノートと天祥院財閥は、絶大な力を持っている。
デスノートの力は人類に多大な影響を及ぼし、月とその家族の人生を狂わせて不幸にした。
夜神総一郎「最近私はこう思う様にもなっている… 悪いのは人を殺せる能力だ」「人を殺した上での幸せなど真の幸せであるはずがない」(3巻 page.22「不幸」)

英智も高校生ながら、すでに財界において神に等しい立場にいるらしい。彼は他の生徒に向かって「この天祥院英智が」というフレーズを何度か口にしているが、それはきっと"天祥院"がどれほど強力な存在かを知っていて、その名に価値を感じているからだろう。
(親とうまくいっていないようで、本当は親と同じ苗字を名乗りたくようだが……)
英智「これはお願いだよ、この天祥院英智が頭をさげて頼もう。君たちが欲しい、喉から手がでるほどにね」(メインストーリー 第八十二話/誘惑) 


月と英智の共通点―②外見



・身長179cmで長身、細身
月は体重54kg、英智は59kg。
スレンダーな体型で制服やスーツを着こなす。私服もシャツやジャケットでかっちりめ。

・髪
黒色ではなく日本人にしては薄い色の髪で、長めのショートカット。前髪は重め。

・顔が良い
二人とも、作中で美しい好青年に描かれている。
月は整った顔立ちで初対面のミサにかっこいいと言われ、大学の男子生徒にも「成績優秀のイケメン」と言われている。

英智は転校生視点のノベライズでこう描写されている。
「一般人ではありえない、綺麗すぎる」「受肉した天使のよう」(3巻 P.126)
「英智さんが歩を踏みだし、微笑むだけで、心臓が止まりそう」(3巻 P.207)


月と英智の共通点―③身近な人々

・父親の社会的地位が高い
月の父は警察の官僚。当初は刑事局長でキラ事件の国際会議には日本代表として出席した。後に次長にまで昇進。
英智の父は大財閥の当主。

・身内びいき
夜神家の人は善良だ。キラとして暗躍しすっかり悪人面になってる月なんて、作戦のためなら父・総一郎の命すら犠牲にしそうだと感じさせるが、それでも作者は月に父は殺させなかった。

英智は身内には優しくしているつもり、らしい。生徒会長として同じユニットのfineや、夢ノ咲学院、未来のアイドル業界のためにさまざまな行動をしている。ただ、それは彼らを甘やかすという意味ではない。我が子を千尋の谷に突き落として、そこに爆弾を投下するようなやり方をとっている。
英智「どんな獅子でも、谷底から這い上がるぐらいのことはできる さらに絶望的な悲劇を味わいながらも華麗に生還するような、奇跡的な存在にこそ用があるんだよ」
(サマーライブ 乾杯/第三話) 


英智と月の違い

肉体の健やかさ

月は文武両道で、健康な身体でスポーツも得意。
英智は病弱で激しい運動はできない。
月が「新世界の神」として長く君臨することを望んでいたのとは逆に、英智は五奇人・日々樹渉を下したときに「為すべきことは為した」と思っていて、そこで自分の出番が終わってもいいと考えていたようだ。

自信と劣等感

月「どうやら死神じゃない方の神は僕の味方らしい」(2巻 page.12 「神」)
月は自信家で、自分に劣等感を抱いたことが無いように見える。なにしろ「新世界の神になる」と言いきれるぐらい自惚れているのだ。自分の力を過信しているから、仲間をつくろうともしなかった。彼がしたのは駒として崇拝者たちを利用することだけだ。有能な仲間の手助け無しに、ひとりで一国の王になることなど、果たして可能だろうか。
自分は理想の世界を創るために選ばれた人間だと信じる……月は救世主妄想(メサイアコンプレックス-Wikipedia)と呼ばれる誇大妄想に陥っていたのかもしれない。

一方英智は、病弱で思うように動けなかったもどかしさと、自分より健康で天賦の才のあるアイドルたちを羨ましく思う気持ちから、自分にひどく劣等感を覚えている。
英智「僕はね、彼は僕と同じだと思っていたんだよ。ちいさくて華奢で、女の子みたいだった彼は…… 肉体的な頑健さが評価の基軸になる、男性社会では小馬鹿にされていた 悔しくて、反発して、ぐつぐつ煮えたぎる劣等感のかたまりだと思っていた」(チェックメイト エピローグ③)

友達・仲間

月には友達がいない。ライバル視していたLとは、ある意味友達のように仲良くしていたとも言えるが、頭脳を認めていただけでお互い相手を「友達」とは思っていなかった。
「(L)の月への"初めての友達"という言葉も大嘘です。友達だなんて思っていません」(13巻 P.64 大場つぐみ氏インタビュー)
崇拝する者はいても月が信頼できる仲間が一人もいなかったことも、月の悲惨な最期の要因だったかもしれない。

英智も2年生のときまでは友達がほとんどいなかったが、それでも敬人とは昔からの絆を忘れずにいたし、憧れのアイドル・日々樹渉という英雄みたいな存在もいて、心の支えになっていたと思う。頂点は孤独だ、と言うものの本当に独りではなかった。
今は渉、自分みたいになりたいと憧れてくれる桃李、Trickstarやクラスメイトに少しずつ心を開いて、(つむぎとの関係もたぶん修復して)、高校生らしく青春している。学校大好き人間と呼ばれるぐらいだ。
友達や仲間がいるおかげで、現在の英智の毎日は明るい。
英智「僕はもう、孤独に引きこもっていた暴君じゃない みんなの熱を、夢を、ただ奪って捕食する怪物じゃない それを何百倍もの笑顔に、幸せにして返してあげられる、アイドルになったんだから」
(喧嘩祭 邯鄲の夢/第三話) 
メインストーリー 第百三十四話「讃歌」

異性との交遊

イケメンでモテる月は彼女を数人作っていた。だがそれはミサとの接触を目立たないようにするためであり、彼が本気で女性を好きになることはないようだ。ひとを見下しているから誰かと対等に付き合うことができない。

英智は作中で彼女を作る描写はない。恋愛が問題となり得るアイドルだからだろう。一応転校生のことはプロデューサーとして好意を持っているようだ。
英智「とんでもない。僕は彼女を敵だとは思っていないよ、むしろ愛しているかもね つぶれられたら困ってしまうよ、ぎりぎりまで追いこみたくはあるけれど♪」(七夕祭 晴れのち雨/第四話) 
ふたりとも心から愛する女の子がいない、という点は共通してる。毎日忙しくて恋愛してる暇なんてなさそうだしなぁ。


その他 小ネタ

・月と手錠で繋がっているときの、Lのカポエィラのような格闘スタイル
Lのこんな動きは原作・大場つぐみ氏が指定したわけではなく、作画の小畑健氏も特にカポエィラを意識して描いてもいないそうだ。足で攻撃するから偶然そう見えるらしい。
カポエィラと言えばこれ。
英智「さぁ、ぶつくさ言わずにかかってきなさい。こないだ映画を観て覚えた、カポエィラでお相手しよう♪」(南雲鉄虎 「不意打ちの応酬」)

・(ヨツバ編、さくらTVの生放送で)「番組終了までにはキラであるHの本名を発表する」と言わせる罠

英智……エイチ……H…………? LならぬH……?(ちがう)




・ヨツバの重役、樹多のプロフィール「趣味は眼鏡集め」
敬人と似てるね! 見せびらかし合戦(?)してほしい!
ビブリオ むすんでひらいて/第五話

Wikipediaによると漫画 『DEATH NOTE』累計発行部数は3,000万部超らしい。1冊あたり250万部くらい売れてる計算?
ってことは全世界に250万人くらいデスノ読者がいるんだろうか。映画がTVで放映されたりもしてるから、名前を聞いたことある人はもっといるかな。全員に英智くんのことも知ってほしい。



は~~~~~引用しまくったらめっちゃ長くなってしまった!
(後に自分で読んでて「エッ それってどこで言ってた??」ってしょっちゅう思うのでなるべく引用元書くようにした。記憶力がヤバい)

こんな長すぎる記事、読んでくださってありがとうございます!!
月くんと英智くんを今後ともよろしくお願いします!




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